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死にゲーは多数ありますが、その多くはそこまで物語性は重視されていなかったり、ライトなものが多いですが、このゲームは一線を画します。
何かが語られるわけではないのですが、画面から出る雰囲気やシチュエーションはプレイヤーの想像を掻き立て、その薄暗いバックボーンを思い起こさせてくれるものがあります。
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ゲームの基本は画面左にある左右移動ボタンでスタート、最初にチュートリアルというほどではないですが、操作をしながら進むとジャンプと銃による攻撃ボタンが追加されます。
あとはひたすら画面右方向へ進んでいくのみ。
死にゲーなのでガンガン死にます。画面を遷移した瞬間に襲ってくる敵やいきなり消える床など初見ではまず対応出来ないことがほとんど。
しかし画面遷移した場所からノータイムで再開するのでストレスは全然ありません。むしろとりあえず気楽にどんどん突っ込んでいって死んでパターンを見つけだすところにゲーム性があります。
とはいえ死ぬは死ぬわけで、落下移動で遷移した先の空中で敵に接触したり、敵以外まわりの地形が何も見えない真っ暗な場所なんてのもあります。
そして途中にはアクションゲームらしくボスキャラが!
最初のボスキャラにしていきなりまともには攻撃が効かないという鬼畜っぷり。こういうのは初めはボスと言えども簡単でじわじわ難易度上げてくもんだろ、と言いたところですが死にゲーなのでそんな理屈は通じません。
そしてこのゲームはただの死にゲーではありません。テキストなどはなくとも絶妙に深いストーリーがあります。それに気付かされるのが深く洞窟を潜っていった最深部に到達した時。
そこには一人の幽霊が。
ここで思い出すと、ゲームはお墓の前から始まります。つまりこの幽霊をお墓に連れ戻すことが新の目的となるわけです。そしてこの幽霊に会ってはじめてゲームタイトルの意味がわかります。
さらにゲームのラストを迎えるとき、かなり衝撃的なことがおきます。
たった一瞬の出来事なのですが、このゲームのストーリーの真髄であり本当の意味などがわかる瞬間でもあります。
ネタバレになってしまうので多くは語りませんが、深く悲しく、そして祈りや願いといったものまで含まれたなかなか深い物語です。
ゲーム自体はとにかく最初は死にまくりますが、慣れれば10分程度でクリアできるので頑張ってぜひラストを見てみてください。
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