「キングダム 乱」レビュー。純粋な戦略シミュレーションとして遊びごたえのある良作

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　人気アニメ「キングダム」の本格的な戦略シミュレーションゲームです。元々が古代中国の戦が舞台ということもあり、ゲーム内容と見事にマッチ。

　戦略ゲームとしても遊びやすく、単純にゲームとしてよく出来ています。

　1人の武将に対して兵士達がついていて、合わせて一つの部隊となっています。まずはこの部隊ごとにどう動かすが指示を出します。

　開戦ボタンをタップすれば進軍スタート！

　一つの部隊は武将と兵士の体力両方でなりたっており、ぶつかった際にまず兵士の体力がけずられそれが無くなると武将がダメージを受けます。

　そしてこのゲーム最大の得料は時間経過で再度指示フェイズに入るところ。

　RPGのターン制の様にこれを繰り返しながら敵と戦っていきます。

　よくある戦略シミュレーションだと、最初に指示をだしたらあとは基本的に見てるだけ、のようなタイプが多いですが、このゲームは適度なタイミングで指示をだせるので、状況に応じてかなりフレキシブルな対応ができます。

　予想と実際の戦況と違えば、部隊を引かせたり入れ替えたりできますし、進軍の仕方も相手に合わせて変化を付けることができます。

　シミュレーションゲームの場合相手の動きの流れを覚えて何度もやり直すという攻略方法が基本、このゲームもトライアンドエラーに変わりはありませんがこのターン制のお陰でこまめに戦術を変えられるのでやり直し感が少なく、出来ることの幅も広いとかなり面白いシステムになっています。

　さらに、一時的に攻撃力や速度あげる「突進」などの計略コマンドがあり、武将毎の所持計略の中からランダムで使えるものが登場するのでこれらの組み合わせと使い所も大切です。

　そして最後には敵武将との一騎打ちも可能。

　一騎打ちでは兵士の体力に関係なく武将に直接大ダメージを与えられるので上手くいけば一気に戦闘にカタを付けられます。

　他には自分の街を育成することで資材の確保や戦力の底上げができるパートもあり。いわゆる国造りゲームと同じですね。

　とにかく戦パートが楽しく、戦略シミュレーションとしてかなりオススメのゲームです。

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