10マスのフィールドに順にキャラクターを配置すると、キャラがそれぞれに持つ攻撃方向に向かって攻撃。その先に敵がいればダメージ、味方がいればそこから更に攻撃となるボードゲーム。
繋げば繋ぐほど攻撃が多彩に、そしてダメージもガンガンアップと、とにかく連携を繋ぐのが楽しい&それを如何に防ぐかがアツいゲームです。
ターン制で対戦相手と順に2体ずつファイターを出すことができます。ファイターは出したタイミングでファイター毎に持っている矢印の方向全てに攻撃を繰り出します。
そして重要なのがこの矢印を使った連携!ファイターの攻撃が自軍のファイターに当たった場合、連携攻撃となり当たった側のファイターがそのまま自身の攻撃を繰り出します!
つまり、場にファイターが存在していれば、新たにファイターを置くことでそこにいたファイターも攻撃をさせることができるわけです。しかも矢印の方向は複数ありますから繋がった先でさらに繋げて…ということも、一気に複数につなげて、ということもできることになります。
如何に矢印の向きを把握し、適切な位置にファイターを置き攻撃を繋げるか、この攻撃の連携こそが間違いなくこのゲームの最重要ポイントです。
矢印には2種類あり、周囲1マス分しか届かない短射タイプと、フィールドの端まで届く長射タイプがあります。両方のタイプを上手く使い分けることが勝利への道です。特に長射タイプは単に離れているのはもちろん相手のファイターを超えて連携させることもできるので、これを上手く使いこなすことで場を制することができます。
HP表示と攻撃力が非常にわかりやすく、HPは各ファイターについているゲージ1つが100となり、攻撃力がそのまま当たった相手のダメージになります。
あとはスキルなどで一時的なパワーアップや防御といったイレギュラーがありますが、基本的に見た目の数字そのままがダメージというのがとにかくわかりやすい。
勝利条件は相手のリーダーのHPを0にすれば勝ち。リーダーはデッキを組む時点でどのUS級かS級のファイターなら誰でも設定できますが、リーダーは通常のステータスが適用されず、敵味方とも一定のHPと全方位の攻撃方向、スキルは使えず代わりにリーダー専用のファイティングバーストが使えるようになります。
ここらへんはしっかりステータスを確認して配置しましょう。
またこのゲームは2対2で遊ぶことができ、その場合は自軍のターンに出すファイターの1体を担当する形になります。逆にソロで遊ぶ場合は選ぶデッキは一つですが、1ターンに2体まで出すので、同じデッキを2つ持ったような形で挑むことになります。
面白いのが、ファイターを出すまでの制限時間がかなり短いということ。対人戦を念頭に置いていることもあり、すぐカウントダウンされます。これがゲームのテンポを良くしつつ、短い時間で如何に最適な解をだせるか、という思考性に対する瞬発力を求められる仕組みになっています。
連携を組みまくれればとにかく爽快ですが、逆に言うと敵も連携を組もうとしてきますし、お互いに相手の連携を崩さないと一気にやられてしまいます。とはいえ勝利条件はあくまで相手のリーダーを倒すこと、ここの意識が抜けてしまうと連携の作成や相手の連携崩しにやっきになっている間に単体でやられてオシマイ、なんてことも。
手札もデッキに組んだ10体の中からランダムで選ばれた2体の中から都度選択しなければならないため、効率的な攻撃方法を瞬時に判断できるか、またそれを実現するためにシミュレーションを重ねたデッキを構築できるかという点が大事です。
手軽に挑戦できて、やれる事は多いという感じのゲーム。上を目指せばそれだけ強い敵もいますし対人戦では苦戦を強いられ悔しい思いをすることもありますが、気軽に遊ぶこともできます。自分に合ったペースで遊べる将棋や囲碁といったゲームに近い感覚で楽しめそうです。
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