鳴り物入りで追加されたiPhone 6sの4K動画撮影機能、果たした本当に必要でしょうか。
iPhone 6sで撮影できる4K動画はfps(フレームレート)が30となっています。対して画質としてはその一つ下のフルHD動画では1080pではfpsを60まで上げて撮影ができます。
簡単にいうとfpsは数値が高ければその分「動画がヌルヌル」になります。そこで4K動画と1080p 60fpsの動画を同じ構図で撮影し比べてみました。
左が4Kで撮影した動画、右が1080pとなります。
わかりにくいと言えばわかりにくいかもしれませんが、ブレで言えば右の方が少ないことがわかります。そのため出力サイズが同じであれば見栄えとしては右の方がよく見える可能性があります。
fpsの違いは設定を変えるだけでプレビュー画面から滑らかさが違うので、実際にiPhone 6sを持っている方はご自身で見てみるのが一番わかりやすいと思います。
もちろん、そもそもの解像度という大きな違いがあります、iPhoneの画面では同じディスプレイで展開されているため違いがわかりづらいですが、実際の画面サイズにはこれだけの差があります。(※今回の動画は1080p側にサイズを合わせています)
そのため高解像度という点では当たり前の様に4Kの方が良いに決まっていますが、そこで一番気にして頂きたいのが「4K出力のディスプレイなどを持っているのか?」です。
持っていなければ動画のサイズ容量も上がりfpsも下がる、と4Kで撮る意味はすぐには無いのではないでしょうか。そうであれば1080p 60fpsで撮影するほうがいいかもしれません。
ただし、今でこそ4K出力装置はそこまで普及していませんが、確実に今後4K、8Kと高解像度することは目に見えています。例えば子供の動画をとって10年、20年後に少しでもその時代でも耐えられる映像で残しておきたい、というの場合は今は出力装置が無いけど4Kで撮っておく、というのも手です。
逆に単純に今を楽しむだけなら1080pでも十分な方は多いと思います。
単純に高機能化したからそれを使う(とりあえず最初は使ってみたくなりますけどね)、ではなく自身の状況に合わせて設定を変えてみましょう。
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