コリコリ?カリカリ?擬音の表現は人によって若干の違いがありますが、以前のiPodに搭載されていたタッチホイール(後継はクリックホイール)。これが好きな人は結構いるんじゃないでしょうか。
タッチホイールとは円状の部分をタッチしてなぞるだけで音量の調節や曲選択ができ、中央にある物理ボタンの押し込みで決定といったiPodを代表する入力装置。
何よりその円をなぞった時の感触が非常に心地よく、機能とデザインを兼ね備えた非常に優秀な仕組みでした。
しかし今ではiPodもshuffleは普通の物理ボタン、nanoとtouchはタッチディスプレイ、Classicは存在自体が終了と悲しいことにその姿を見ることはできません。しかし、そんなタッチホイールをiPhone上で感じることができるアプリがあります!
この「Click Wheel Keyboard」はタッチホイールを再現したキーボードアプリ。iOS 8から解禁されたサードパーティ製キーボードアプリとして使えます。
ダウンロードしたら、設定で「一般」>「キーボード」>「キーボード」>「新しいキーボードを追加…」>「Click Wheel」でアプリを有効にします。
あとはメモ帳なりなんなり文字入力をする状態にしキーボード左下にある地球儀マークをタップして切り替えれば、あの懐かしいタッチホイールがiPhone上に出現します!!
あくまでキーボードアプリなので、円を描くようになぞることでホイールの上にある文字盤が左右に移動し中央タップでその文字を入力します。
ただ一文字一文字ホイールを回して選択していくのですから、はっきりいってキーボードとして実用性はほぼありません。しかも英語(と絵文字)のみなので日本人にはなおさら。
しかし!指を回せば「コリコリコリ…」と音を立てて回るホイールはまさにiPod!
惜しむらくは振動による物理フィードバックが無いこと、それさえあれば完璧でした。それでもあまりの懐かしさと触感の気持ちの良さから、別に文字を入力する用はないのに無駄にコリコリしてしまいます。
音楽プレイヤーの入力装置としては今でも十分優秀だと思うのでAppleさんには搭載したiPodの復活か、せめてミュージックアプリに擬似タッチホイール/クリックホイールを搭載していただきたいと切に願う次第であります。
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