円安効果により、iPadやiPad miniが値上がりしたのも記憶に新しいAppleの価格改定。
そういえば、アプリの価格には影響はないの?
いえ、じつは水面下で変化が起こっているようです…。
開発者向けのiOSアプリデータ管理サイト「iTunes Connect」では、配信するアプリの価格を決める「Price Tier」という項目があります。
ここでは、0円/85円/170円…とAppleが定めた価格帯の中から好みの値を設定できます。
2011年以降、ここでは有料価格の最低金額が「0.99ドル=85円」というレートでずっと扱われてきたのですが。
つい最近、このレート以外の項目が増えたようなのです。
それがこちらの「Alternate Tier」という項目!こちらを選ぶと、なんと「0.99ドル=100円」のレートが付けられるんです!
ということはつまり…!?
85円〜170円の間に、100円という価格設定ができたわけです!
▲いち早く対応し、現在ダウンロード価格が100円になっている「統計天気」!定価は350円だから、これでも超お買い得なんですけどね♪
さて、このAppleの対応には2つの可能性を感じます。
1つは、「0.99ドル=85円」のレートを「100円」にするための事前準備。最初は選択式にさせておいて、あるタイミングで85円の選択肢を消去するという方法。
2つめは、開発者により多くの選択肢を与えるための価格帯の細分化。この場合、85円のコースも残すという形ですかね。
確かに、例えば「パズドラの魔法石の単価がいきなり100円になる」と、かなりの影響があるのは簡単に予想できますよね。
Appleとしては出来るだけ混乱なく、でもアプリの価格も値上げの方向で進みたい。そのための苦肉の策ということでしょうか?
ともあれ、いまは「0.99ドル=85円か100円」という不思議なレートになっているアプリの価格設定のお話でした!
ライター:なかムー
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