2014年12月。iPad /iPhoneを有線でMacに接続することで外部ディスプレイとして使用できる驚きのアプリがリリースされました。
過去にもWi-FiやBluetoothを通してiOS端末をセカンドディスプレイとして使用できるアプリは存在しましたが、本アプリは有線で繋ぐことにより「遅延ゼロ」をうたっていることで、大きな話題となりました。
「遅延ゼロ」は果たして本当なのか!?実際に使用してみて、その実力を検証してみました。
設定はとても簡単。まずは専用アプリをMac・iOS端末両方にインストールします。
MacアプリはDuetdisplay.comにて。iOS端末はapp storeでダウンロードをしましょう。あとはお互いにアプリを起動させてLightningケーブルで接続するだけです。
画面は問題なく表示されるようですが、肝心の動作スピードはどうでしょうか。
iOS端末側の画面でのマウスポインタや各アニメーションのカクつきが気になります。「遅延ゼロ」は少し言い過ぎかもしれません。
しかしながらMacアプリの設定から解像度やフレームレートを落とすことで、問題なく操作ができるレベルを実現することは可能です。実用性はアリといっても良いでしょう。
画質が少々落ちるものの、殆ど気にならないレベルでYoutube等の動画鑑賞も可能です。音はPCから出力されます。
iPhoneでも動作検証を行ってみました。
画面が小さいせいなのかiPadよりも動作遅延は少ないように感じられ、設定次第で「遅延ゼロ」を実現することも可能です。画面の大きなiPhone 6 Plusであれば、通常の外付けモニタとほぼ変わりなく使用することができます。
iPhone5sでも使用可能ではありますが、画面が小さいため「画像編集ソフトのオブションウィンドウを表示させておく等」用途が限られそうです。ブラウザを表示させておく等の使い方は現実的ではないでしょう。
iOS端末をセカンドディスプレイとして使用できるようになる「Duet display」の動作検証結果は…
「iPadでは画面が広く使える分、動作がもっさり。iPhoneでは画面は小さいものの、ほぼ遅延なしで使用可能である!」
1,500円とアプリとしては高額で、気になりつつも手が出しづらい方もいらっしゃったと思います。購入に迷っていた方は、今回、私が書いたレビューが参考になれば幸いです。
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