Appleのインターネットラジオ・サービスに遅れ:提供開始は今夏以降?

 以前から噂のAppleによるインターネットラジオ・サービスの提供が、当初の予定より遅れているようだとThe New York TimesやNewYorkPostが報じています。

  同サービスは、かねてから噂のあった“ユーザーの好きなアーティストや曲目の音楽をストリーミング再生する”という形のインターネットラジオ・サービス。記事では、Appleは音楽出版社との楽曲ライセンスをめぐる交渉で100曲につき6セント(約5.6円)という条件を提示し、今のところ合意を得られていないと報じています。  大手の競合サービスでは「Pandora」や「Spotify」などが挙げられますが、「Pandora」は100曲あたり12セント、「Spotify」は35セント支払っており、この情報が確かならばそれらよりも大幅に低い金額で交渉に臨んだことになります。  また、同サービスは個別のアプリとして提供するのではなくプリインストールの形で設計されており、「iAd」広告サービスをサポートするようです。音楽レーベル側は、楽曲ライセンス料に加えてその広告収入の数%を望んでいるとも報じています。  どういったサービスがどういった形で提供されるのか、詳細はまだ分かりませんが、Appleからリリースされるとなれば競合各社の脅威となることは間違いないでしょう。The New York Timesは、同サービスの提供時期について、2013年の夏以降になると報じています。 参考: The New York Times:Apple’s Internet Radio Service Said to Be Delayed 参考: New York Post:Record labels object to Apple’s proposed low royalty rate for streaming service 

ライター:いっしー

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