知らなければレトロですら無いじゃない!レトロゲームのリアルタイムを知らない世代はレトロゲームをプレイするのか!?

 どうも、「スーパーファミコン」の「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」は、今でも全ダンジョンの解き方を覚えている三十代ゲーム大好きおじさんまっしぐらのイマ&ムラです。

 レトロゲームを本当に懐かしいと思ってやっているのは誰なのか?という疑問から始まった編集部内アンケート。

 前回、若者たちに聞いたところファミコンゲームに関してはほぼ知らない、という衝撃の結果に!ジェネレーションギャップに足腰がヤバくなったので、すこし時代を進めてみます!

 前回の記事はコチラ
知らなければレトロですら無いじゃない!レトロゲームは誰にとってレトロなのか、世代別に聞いてみた。

登場人物

いっしー:26歳。パックマン以外全部知らんかった。

でこい:23歳。人並みにゲームをしている、が若さゆえに多くの作品が”聞いたことある”位。

sunagimo:女性なので年齢はヒミツだ!この3人の中では一番ゲームをする。ファミコンソフトでも結構知っている。

イマ&ムラ:聞き手。三十代をひた走るゲーム好き。前回のアンケートでファミコンゲームをライター陣がかなりの確率で知らず満身創痍。

アンケート対象はファミコンからスーファミ時代へ。果たして結果は…

ストリートファイターⅡ

イマ&ムラ「格ゲーブームの火付け役、コマンド入力の祖といっても過言ではない「ストリートファイターⅡ」から」

1991年にアーケードゲームとして登場、スーパーファミコン版は国内販売本数約288万本、世界累計販売本数630万本と対戦格闘ゲーム市場最も売れたソフト。波動拳や昇竜拳といったコマンド入力型必殺技はいまでも格闘ゲームの基本となっている。

いっしー「やったことない」

イマ&ムラ「何ィィィィィ!」

でこい「僕は中古で買いました。リアルタイムではストリートファイターZERO Ⅲ位だったと思うんですが、やってみたくて」

sunagimo「私はスーファミ版をリアルタイムで買いましたよ」

ドラゴンクエストシリーズ

イマ&ムラ「じゃあシリーズものでいこう。「ドラクエ」はどれから入った?」

 

言わずと知れた日本を代表するロールプレイングゲーム。初代は1986にファミコンで発売。自キャラクターのパラメータ設定や移動に戦闘方式など、あらゆるRPGの基礎となっている。

いっしー「6ですね。」

でこい「7です、ただ自分は元々RPGをやらない方なんで。周りは6くらいからやってた印象ですね」

sunagimo「私は4ですね。ファミコン時代からやってます」

イマ&ムラ(言えない…未だに「1」の復活の呪文を丸暗記してるなんて言えない…)

ファイナルファンタジーシリーズ

イマ&ムラ「ドラクエ聞いたらやっぱ「ファイナルファンタジー」も聞かんとね」

ドラゴンクエストと双璧をなす代表的なRPGシリーズ。初代は1987年発売。ストーリー展開に重点を置いた展開にシリーズ途中から導入されたリアルタイムバトルやキャラメイキングなど先駆的なシステムを多く生み出している。

いっしー「9が初めてです」

でこい「自分はFF自体まともにやった事が…、ただこれも友達とかを見てた限り7が初めて触れた世代じゃないですかね」

sunagimo「私もFFはそんなになんですが、5をやった事があります」

たまごっち

イマ&ムラ「よっしゃ、んじゃコンシューマからちょっと離れるけど、「たまごっち」とかはやったことある?」

 

1996年に発売されたキーチェーン型玩具。小さな画面内でドットで描かれたキャラクターにエサを与えたり掃除をしたりして育てる育成ゲーム。育成方法により育つキャラクターが変化する。女子高生を中心に爆発的に売れ、品薄が続いた。

全員「ありますあります」

いっしー「小学校とかでも流行りましたよ」

でこい「偽物とかいっぱいありましたよね」

イマ&ムラ「あー、あったあった(小学校…だと…)」※当時中3

見たことないゲームを遊ぶの?

イマ&ムラ「ふむふむ、だいぶ見えてきたぞ。20代でも大体の人はドット絵のゲーム自体見たことがない!みたいな感じではなさそうやね」

でこい「そうですね。さっきのたまごっちなんかもありましたし」

いっしー「確かに、やった事のあるなしに関わらずレトロゲームと言われて思いつくデザインはイマ&ムラさんとそう変わらないのかも」

イマ&ムラ「となると、違いは具体的なタイトルが頭にあるかどうかってことか」

イマ&ムラ「例えばみんな「カラテカが復活!」って言われてもピンとこないわけやん、知らんわけやん」


※レトロゲームの極地。長年の時を経て復活した「カラテカ

sunagimo「そうですね~」

イマ&ムラ「そこら辺はどうやって「懐かしタイトル」として受け取られたり、遊んだりするわけ?」

でこい「ウチ(ミートアイ)もそうですけど、公式だったりニュースサイトがそういう風に告知しますからね

でこい「だから元ネタを知らなくても、そこから「ああ、これはそういうレトロゲームなんだ」ってなります。んでそこからググったり」

イマ&ムラ「なるへそ。すぐにピピっとは来なくても2次的にそういう風に受け取れるということか」

いっしー「今はすぐに調べられるのが大きいですね」

イマ&ムラ「ふむ、確かに例えば俺でも流石にテレビは生まれた時からカラーなはずやのに、白黒テレビとか見ると「懐かしい」って思うわけやん。見たことないのに」

イマ&ムラ「そういう風に「懐かしいと思えそうなもの」を含めて「懐かしい」と感じているのかもしれんね」

 


※こちらも懐かしい「くにおくん」やはりオリジナルを知っているのはイマ&ムラのみ

イマ&ムラ「じゃあ、ぶっちゃけレトロゲームアプリってやる?」

でこい「やりますよ。やっぱり周りの人が食いついたりするんで気になります。んでだいたい「ムッズー!」ってなる。スペランカーとか特に」

イマ&ムラ「あれは元々ムズいからなぁ(笑)そっか、学生でも無い限り知り合い全員が同じ世代って事はないもんな。知り合いでちょっと歳が上の人がやるからそこから知るパターンがあるのか」


※「操作キャラがとにかくすぐ死ぬ」ことで有名な「スペランカー

イマ&ムラ「そういう意味ではレトロゲームは話題性という武器を持っている上に、知り合いを通じて広がる口コミ要素もあるということか」

いっしー「確かに、内容もわからない完全新規オリジナルと比べて(十数年前だけど)すでにファンが居るわけですから伝播力がありますね」

イマ&ムラ「だとすると、逆に今の学生とか知り合いすらレトロゲームを知らない世代だと、完全になんじゃコリャ状態なんかな」

sunagimo「かもしれませんね」

まとめ

 色々聞いてわかったのは、①レトロゲームはストライク世代で無くても2次的に知ってプレイする機会はあるということ②レトロ”風”ゲームも結構な幅の世代の人に懐かしい感じのゲームとして問題なく受け入れられるということ。

 考えられる問題は、リアルレトロゲームは元々の難易度と相まってタッチ対応にすると往々にして難しくなるものが多いので、そこら辺の対応を上手くやるのが長く遊んでもらえる事に繋がりそうです。

 特に操作性についてはレトロ”風”ゲームの方が最初からクリアしやすいから有利かもしれません。

 


※実際にレトロゲームではないけど、レトロ風ゲームはApp Storeでも人気
左が「フェアルーン」右は「100TURN勇者

 というわけで、アプリ業界にはレトロゲーム市場はまだまだありそうです。

 最後に、私イマ&ムラは「東海道五十三次」「アトランチスの謎」「マイティボンジャック」などのアプリ化を絶賛お待ちしておりますよ!

 全員(何だそれ…)

ライター:イマ&ムラ

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