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Apple Watch Series 5でバッテリー関連の不具合が発生、表示の異常や突然シャットダウンが発生しまともに使用不可になったが、なんとか復帰させることができた方法

2020/09/11 07:00

Apple Watch Series 5でバッテリー関連の不具合が発生、表示の異常や突然シャットダウンが発生しまともに使用不可になったが、なんとか復帰させることができた方法

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 先月よりApple Watch Series 5の端末の調子が悪くなりかなり困っていました。

 現象としては、充電器から取り外して装着開始後バッテリーの表示の減るペースが異常に遅く、だいたい50数%の段階で突然落ちる、というもの。

  実際にこの現象は世界的にも超高頻度とは言いませんが、国内でも記事にされるくらいは報告が上がっている現象です。
 一部のApple Watch Series 5で「電池残量が約50%になるとシャットダウン」 複数報告 – Engadget 日本版

 そして私の端末では先月8月に少し発生して、その後9月頭に発生頻度がいきなり上がり、最終的には1日のうちになんども突然落ちるといった状態になり、Apple Watchがまともに使えなくなってしまいました。

 後半は落ちた後に充電器に繋いでも、充電が始まった際のバッテリー残量が落ちたそのままの時もあれば、一気に残量が減っている場合があったりと安定せず。さらに復帰にも時間がかかったり、充電後再起動しないと動かないといった状況も出てきました。

 バッテリー減少の速度が相変わらずですが、とにかく落ちる頻度が上昇。バッテリーが60%台でも落ちるから始まり、最後には90%台でも落ちるようになり腕につけてから30分まともな状態が持たないとなってしまいました。

 この現象が起き始めた時点でデバイスのリセットは試しており、頻度が上昇してからも何度も行いましたが結局成果はでず。

 こういった場合、iPhoneであればリセットの方法も複数あります。単に再起動にはじまり、端末リセットやDFUモードなど出来ることがあります。

 Macではもっと複雑でPRAMリセットやSMCリセットなどもあります。

 ところがApple Watchにはこういった複数の対処方法がありません。あったとしても公開されておらず一般ユーザーが試せる環境にありません。

 今回の現象については、予想ですが物理的な故障というより、OSもしくはソフトとしてのバッテリーのコントローラー部分がバッテリーの正確な状況を把握できていない気がしました。MacであればSMCリセットを行えばソフトがバッテリーの状況を正しく判断できるようになり解消される可能性があるのですが、Apple Watchではその方法がわかりません。

 ただ、バッテリーのコントローラーと実際のバッテリーの状況を正しく同期・連動させることができれば復活できるかもしれない、と思いました。

 そこで試したのが、とにかくバッテリーが空になるまで・そしてさらにしばらく放置する。でした。

 思い出してみれば、不具合が起きた時点で状況を確認したくてすぐに充電器に繋いでしまっており、その後何度も不具合が起きた際もバッテリー残量が完全に0にするという状況になっていませんでした。

 落ちた時点で実残量は0に近いかもしれないという状況はあったかもですが、すぐに充電してしまっていたのでソフトがまだそれを認識できていない可能性は非常に高く、やってみる価値はありと判断しました。

 実際にはまず日中に私の端末がバッテリー残量表示は50%程度の段階でシャットダウンしてしまいました。あとはここからひたすら放置。

 ボタンを押して再起動なども試しません。落ちているので仮にバッテリーが残っていた場合には通常よりも残量は長持ちします。普段なら100%から使っても1日強で空になるApple Watchのバッテリーですが、用心して2.5日放置しました。

 次にそこから充電をスタート。完全に空になっていた様で、充電が開始される表示がでるまでにも少し時間がかかりました。

 その後フル充電にも普段より時間がかかったと思いましが、そのままなんとか無事充電が成功。

 そして、実際に使ってみたところ…成功です!

 使い始めて少しで正常にバッテリーが減り始め、懸案だった50%を切り、無事20%台まで普通に使えました。

 とりあえず再度バッテリーを使い切るということはせず、普段の使用方通りそこで充電。さらに次の日も朝から使用しましたが問題は起きず。無事正常な動きを取り戻しました。

 というわけで、Apple Watch Series 5のバッテリー残量表示がおかしい、突然シャットダウンするといったことが起きた場合は、とにかくバッテリーが空になるまで放置しましょう。試す価値はアリです。

 こうやって、無事Apple Watchは復活を遂げたわけですが、Apple Watchが完全に生活の一部となり、主に通知面で仕事の補助までこなしてくれているApple Watchが無い生活は私は考えられません。

 そのため、不具合検証の最終段階で急いでバッテリーリセットを思いつく前に急いで買ってしまったこれはどうしましょうか…

 もうApple Watch Series 6がでるのはほぼ確実に目と鼻の先だというのに…

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