TechCrunchによると、Instagramが投稿に付いた「いいね！」の公開を中止して、投稿者のみ見えるようにするUIをテストしていると報じています。
Instagramユーザーが群衆心理に陥って暴走するのを減少させるの効果があるとし、ユーザーが「いいね！」の数を競い合う傾向を抑制できる、またクリエイターに対して投稿コンテンツの質に集中を促す効果も期待できるとしています。
テストUIについてはSNSの研究家であり、最近多くのリークを投稿しているJane Manchun Wong（@wongmjane）氏が投稿。
Instagram is testing hiding like count from audiences,
as stated in the app: "We want your followers to focus on what you share, not how many likes your posts get" pic.twitter.com/MN7woHowVN
他者の投稿の「いいね！」トータル数が表示されておらず、ただし「いいね！」したいくつかのユーザーは確認できる模様。また自身の投稿についた「いいね！」は確認できるが、それを見ることができるの投稿者本人だけ、という注意が表示されるようです。
Instagramの広報担当はTechCrunchからの質問に対し、「現時点ではこれをテストしていませんが、Instagramへのプレッシャーを軽減する方法を模索することは常に考えている」としています。
個人的には理由も方法も正しいアプローチですし良い取り組みだと思いますが、実際Instagram（というよりSNS全般）が「いいね！」を欲しがる、いわゆる承認欲求を多分に抱えるユーザーに支えられてきたサービスであることも事実だと思います。
となると、そういったユーザーを切り捨てることにも繋がり、そうなった際にサービスが活性化されるのか、また逆に投稿者自身は「いいね！」を見られるのであれば、それをスクリーンショットなりで公開するための投稿をするといった事も横行しそうであり、そういった起きるであろう抜け穴を探るような変化に対してどう対処するかも気になるところです。
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