NTTグループが準備してきた海賊版サイトに対するブロッキング実施は見送られることに

 共同通信によるとNTTグループが先日発表していた海賊版サイトへのブロッキングの実施について中止する方針を固めたことが判明したとのことです。

 理由については対象サイトが停止するなどして利用者のアクセスが激減したため、効果が薄れたと判断したとのこと。

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 ブロッキングは漫画やアニメなどを第三者が勝手にインターネット上の特定のサイトにアップロードし、無料で閲覧できるようにしつつサイト運営者はサイト上に展開する広告で儲けるという、コンテンツの権利を侵害する犯罪サイトに対して通信キャリアなどが強制的にユーザーがアクセスできないよう通信の遮断の実施を発表していたものです。

 ただこのブロッキング、ユーザーの犯罪サイトへのアクセスを遮断できるのは確かで、コンテンツを守るという意味では効果が見込めるものですが、一方でこういったインターネットへの接続の自由を制限することは電気通信事業法や憲法の定める「通信の秘密」に抵触する可能性があるとされており、議論が巻き起こっていました。

 今回、結果としてブロッキングを実際に行わなかったことは英断ともとれますが、サイト自体が閉鎖してしまったから行わなかったという結果論的な部分もあり、もしもの話になってしまいますが、サイトが生き残っていればブロッキングを行ったのか、そうすればどうなったのだろうか、など今後こういった処置を行うか否かについては引き続き考える材料になりそうです。

共同通信

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