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ValveがiOS版「Steam Link」がApp Storeの審査にてリジェクトされたと発表しています。
「Steam Link」はPCで遊べるPCゲームプラットフォームであるSteamのゲームをストリーミングしてスマートフォンやタブレットで遊べる様にするというもの。Steamを使っているPCを母艦として無線もしくは有線でiOS/Androidのスマホやタブレットに接続してゲームが遊べるようになります。先日発表され、その際には世界中から注目され、かなりの期待を集めていました。
リジェクト理由としてはガイドラインの「ビジネス上の競合」にあたるとのこと。Valveとしては、他にもリモートデスクトップアプリなどは配信されており、それと同様のものであると主張したものの撤回はされていないようです。
Apple kiboshed Steam Link on iOS. Bummer. pic.twitter.com/BRshMmmDZB
— Robert Goode (@Shipwreck) 2018年5月24日(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
確かに競合という意味では間違っておらず、Steamで購入したゲームがiPhone/iPadで遊べるということになると、App Storeのアプリの売上に影響する可能性があることは容易に想像できます。
プラットフォーマーたるAppleとしては自社プラットフォーム上にそのまま別プラットフォームが乗っかってきてしまったのと同義とも取れるので許容したくない気持ちは理解できます。文句を言うのは簡単ですが、自分がAppleの立場だったらどうでるかと考えれば、こうすることもなんら不思議ではないと思います。
一方でユーザーとしては明らかに有益なアプリであり、それを一蹴してしまう姿勢は残念と感じるのも確かです。
Steam Linkはベータ版としてAndroidのGoogle Playでは配信を開始しています。
実際に今後これがGoogle Playの売上に影響があるのか、どれだけSteam Linkがシェアを獲得できるのかなど、結果によっては今後の動向が変わったり、今回の判断が正しかったのかが見えてきそうでもあり要注目です。
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