今から35年前となる1983年にAppleが発売したパーソナルコンピュータ「Lisa」のOSソースコードが今年オープンソースプロジェクトにより無料で公開されます。
「Lisa」はApple Ⅱで大成功を収めたAppleでしたがApple Ⅲは不振に終わり、Apple Ⅱの呪縛から逃れられないAppleにおいてスティーブ・ジョブズが作り出した肝いりのデバイスでした。
Appleおよび個人向けコンピューターとしては初のGUI（グラフィカル・ユーザー・インターフェース）を採用、マウスで画面内のアイコンをクリックしてソフトを動かすという今では当たり前のPCの基本的な操作はここから始まりました。
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しかし、24,000ドルというあまりにも高価であることや基本的な挙動が遅いといったこともあり、商業的には失敗。ジョブズは開発途中でLisaプロジェクトから外されており、半ば強引にMacintoshプロジェクトに参加していましたが、Lisaの不振や開発において当時のCEOであるジョン・スカリーとの確執が深まることとなり、最終的にジョブズがAppleを追放される原因の一つであったとも言われています。
また後に判明したことでしたが、「Lisa」の名前はジョブズが当時認知していなかった娘の名前であったことも有名なエピソードです。
OSのソースコードは米コンピューター博物館よりオンラインで公開されるとのこと。
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