世界中から阿鼻叫喚が聞こえる。気を抜くとスタート地点まで落下、壺にハマったおっさんがハンマー1つで山を登り続ける謎の高難易度ゲーム「Getting Over It」

 ゲーム業界にはちょくちょく謎の難易度を誇る奇ゲーが現れますが、それがコレ。何故か世界中でブームの兆しが。日本では「壺おじさん」として広まりはじめています。

 壺(瓶?)にハマった上半身裸のオッサンがハンマーを振り回し、断崖を登っていくという説明しててもすでに意味がわからないゲームです。

Getting Over It

価格:600円

カテゴリ:アクション

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 画面をタッチしてスワイプするとオッサンがハンマーを振り回します。

 そこでハンマーが岩や壁に引っかかることを利用して進んでいく、基本的には以上です。

 んがしかし、このゲームの魅力(?)はその中毒性と難易度。

 操作性は絶妙に微妙で、スムーズに思ったように動かせないのがミソ。ただ振り回しているだけでは上手く進めず、かといって丁寧に一つ一つ確認しながらゆっくり動かしていると勢いを付けられず進めません。

 重要なのは勢い良く振り回し得てグッと飛び上がるように進んだタイミングですぐにその先にあるポイントにハンマーを引っ掛けること。まずはこれを気にしながら進みましょう。

 そして待ち受ける地形が鬼畜。ただハンマーを伸ばすだけでは微妙に届かない次の引っ掛かりポイント、反り返っているために飛びつこうとすると跳ね飛ばされてしまう壁など自然の様に見えてエグい作りになっています。

 と、一応レビューなので真面目に解説してみましたが、このゲームにあまり理屈は要らない気がします。とにかくやってみればわかりますが「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」とか「うわぁああああぁあぁぁぁぁ」とか叫び声がこだますることでしょう。

 うまく飛び上がって引っ掛けたと思ったらギリギリでずり落ちて、ハンマーを伸ばすもそれが壁を押し出して飛びついた場所よりはるか前まで戻ってしまう”倍プッシュ”や、勢い良く戻ってしまった際にいきなり出てくる”偉人の言葉”など、イラッとさせてくる要素がたんまりです。

 個人的には偉人の言葉がかなりツボ。ものによってはイラつかされますが、時々笑ってしまうようなものも。何故か「千の風になって」が出てきたときはむしろ清々しい気分になりました。

 2017年最後に現れた世界を席巻する奇ゲーです、頭を空っぽにして楽しむのをオススメします。

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