脱出ゲームというと、シンプルなものだと画面内をタップしてアイテムを拾ってそれを対応した場所で使い…の繰り返しになりがちですがこのゲームは次元が違います。
なんと脱出ゲームだけでなく、本格的な推理サスペンスADVが合体。パートとしては脱出部分と分かれていつつも内容は密接に絡み合っており、記憶と推理力が本気で問われる作品になっています。
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ゲームを始めるとまずは脱出ゲームパート。このパートは最初はストレートなものかと思いきや、さにあらず。
4つの部屋で同時に脱出が行われているというストーリーになっており、隣接する部屋とのアイテムの交換が出来るようになっています。
これがかなり特徴的で、単に順順にアイテムを拾って使えばいいというものではなく、その場でどのアイテムを誰と交換する必要があるかなど、ただ流れに任せてやっていてはクリアできないようになっています。
そして脱出パートを抜けると殺人事件をめぐる犯人探しの推理パートに。
見事なのが、自分を含め容疑者は脱出パートで隣接する部屋に居た人たち。つまり先程までアイテムの交換をして助け合っていた人たちなのです。
推理パートではそこで得たヒントやアイテムだけでなく、脱出パートで使ったアイテムを相手の発言の矛盾などに突きつけることで謎が解けていきます。
脱出パートでアイテムを交換し合っていたというのが重要で、何を誰が持っていたか、どの時点でどうなっていたかなど、もちろんヒントはありますが、状況を覚えていることが事件解決に繋がるようになっており単に2つのジャンルを連続して遊ぶだけではないゲームになっています。
謎自体も、最初は意外と簡単にいけるかな？と思いきや、一つ一つ謎をといていくと次々と疑問が浮かび上がりしっかりと考えさせられる内容となっています。
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