魚の引きやリールの動きに連動するiPhoneの振動がリアル。手軽だけどちゃんと釣りの感覚が味わえる「僕の釣り物語」レビュー

 釣りゲームといえば誰でも手軽に遊べるゲームとしてガラケー時代から人気のジャンルでしたが、「僕の釣り物語」は手軽さはそのままに、ちゃんと釣りらしさを感じられる操作体系と状況に合わせた振動でリアルに楽しめるゲームになっています。

僕の釣り物語 王道の本格釣りゲーム 世界周遊フィッシング

価格:無料

カテゴリ:スポーツ

 釣りに出たら、長押しから指を離したタイミングでキャストします。この際に、画面上に表示される波形の上を移動する光が波の上に来るタイミングで離すと遠くまで投げることができます。

 基本のルールとして”遠くに投げるほど大物がかかる”ので基本的には遠くを狙っていきましょう。

 魚がかかったらあとはリールを引くだけ。リールは画面を下に引くだけでOK。引きに応じて魚のマークのゲージが左側に寄ってきてリールマークまで引き寄せられればクリア。

 ただし、引く時間の分だけ画面上にある円形のバーが右に溜まっていきます。これが右の方に達して赤くなってしまうと釣り糸が切れてしまいます。

 獲物によってはこれを複数回繰り返しを経て捕まえることができます。

 コツですが、ゲージを維持しようとするのではなく、一気に引いて魚を手繰り寄せ、ゲージが赤くなったら指を離しゲージを沈静化させ、また一気に引くというやり方が有効です。

 最初、ゲージを赤くなる直前で維持させようと細かく引いていたら結局どんどん魚に引き離されていき全然釣れませんでした。

 確かに実際に魚釣りでも魚の動きにあわせて一気に引く、保持する、タイミングを見てまた一気に引く、という形で釣るということに気が付きました。この魚とのやりとりがシンプルな操作の中にもちゃんと組み込まれています。

 複数の釣り場を選択することができ、特定の魚などを釣るといった条件を満たすことで釣り場のヌシに挑戦することが可能。ヌシを釣り上げると新たな釣り場が開けていきます。

 ホーム画面となる街では、釣ショップで釣具の購入やステータスアップなどが行なえます。

 ステータスのアップは特訓から可能。パワーを上げることで遠くにキャストできるようになり、テクニックを上げることでリールの巻取りが強化されます。

 注意点としてルアーは海釣り用と川釣り用で種類が違い、釣り場にあわせて用意していないと釣りに挑めません。また使い捨てとなっている点も気をつけましょう

 ルアーは金額こそ安いので買うのは簡単ですが所持上限やお店の在庫が無くなってしまうのでやりくりに気を使う必要があります。

 お店は資金を使うことで発展させていくことも可能。ビストロで料理を提供して資金を得ることが出来るようになったり釣具の品揃えがパワーアップしていきます。

 実際にプレイして感じほしいのが、釣りの際のiPhone本体のバイブレーションの使い方です。単に震えるだけでなくリールを巻くカリカリという感じが再現できていたり、引きの強さや変化も感じることができます。

 釣りゲーという定番ゲームではありますが、ちゃんと今ならではの要素や遊び易さが加えられた作品になっています。

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