KDDIが災害時にグループが保有する船舶による海上からの携帯電話サービス提供を発表

 KDDIがグループ会社である国際ケーブル・シップ株式会社 (KCS) が所有する海底ケーブル敷設船「KDDIオーシャンリンク (KOL) 号」への船舶型基地局の設置が完了したと発表しました。

 これにより、大規模災害など陸上でのエリア復旧が困難な場合においても、海上からの迅速な携帯電話サービスの提供が可能となります。

 船舶型基地局は、災害時等における携帯電話エリアの復旧を目的とした無線基地局で、早期のエリア復旧により、災害時の救助・復興活動における連絡手段の確保に貢献できるとのこと。

 2011年の東日本大震災において、道路の寸断や光ケーブルの切断により陸路からの基地局復旧に困難を要した経験から、海側からのエリアを復旧が可能な船舶型基地局を実用化すべく、海上保安庁や関連機関の協力のもと、専用の通信装置の開発やさまざまな実地試験を実施してきたそうです。

 こういった災害時の携帯電話網の復旧対応はKDDIだけでなく他社も行っています。東日本大震災以降も熊本地震なども起きており、大手キャリアがこういった対応をしてくれるのはありがたいですね。

災害時等における船舶型基地局の実践配備について | 2017年 | KDDI株式会社

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イマ&ムラ

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