世界はファンタジー、でも主人公はニッポンのサラリーマン。異世界に迷い込んでしまった主人公が元の世界に帰る手がかりを探すために、何故か傭兵会社の社長となり仲間と共に冒険をするという、ちょっと飛んだ設定のファンタジーRPGです。
バトルは基本的に自動で行われます。そのため重要なのがキャラクターの育成と配置。
どのキャラをリーダーにするかで作戦が変わり、キャラの攻撃の仕方が変わってきます。そもそもどの作戦持ちなのか、パーティメンバーとの相性は、作戦は合ってるけどキャラ自体が弱すぎては無意味、など結構組み合わせを考える要素がありそこがメインとなります。
戦闘中に唯一プレイヤーが介入できるのが「社長スキル」の発動。ゲージを貯める必要がありますが強力な攻撃を浴びせることができます。
この社長スキルの面白いところが、ゲージが戦闘を終わっても継続されるところです。
そのため、例えば強いボス戦に合わせて発動したいのであれば、雑魚戦を繰り返してゲージを貯めておき大事な場面に合わせて発動といった使い方ができます。その分ゲージが溜まるのは結構ゆっくり目なので1戦闘1発みたいな感覚では使えません。
結構オススメなのがストーリー。なかなかぶっ飛んでるといえばぶっ飛んだ物語ですが、テキストの質とテンポが非常に良いので、先が気になります。
シンプルですが、表現で惹きつける良い例だと思います。
またそのストーリーのテンポに合うようにバトルも作られているので、手軽かつサクサク進められるゲームとなっています。決してどこが非常にポイントが高い、というわけではないのですが全体のバランスが良く遊びやすい作品です。