メガネの様に装着して中を覗けば仮想現実(VR)の世界が見えるヘッドマウントディスプレイ。最近ではそこそこ名前を聞くようになりましたが、まだまだお高い。
しかしそんなVR業界に殴りこみをかけたのが「ハコスコ」。なんとお値段1000円!そんな未来的でありながら価格が庶民的なアイテムをゲットしたので使ってみました!
まずはこちらが「ハコスコ」
そう、ダンボールだね!
どこにそんな未来があるのかと言われそうだけど、未来とはこういうなんでもない素材からきたりするものです。
バック・トゥ・ザ・フューチャーⅡでも未来でカスタムされたデロリアンはそこらの生ごみで走っていたじゃない。たぶんそんな感じ。
というわけで組み立て開始。どこまで行ってもダンボール尽くし。唯一のダンボール以外のパーツはレンズのみ。
パーツもたった2つ。うっすら付いた折り線に沿っていくだけで、筆者のようなだいぶ手先がアレな人間でも簡単に組み立てできるという素晴らしいソリューション。
レンズの付いた本体部分はくるっと巻いてのりしろ的な部分を挿したら完成。接着剤不要!
あとはもうひとつのフレーム部分も同様にくるっと巻いて挿せばOK。世間一般のいわゆる製品入れる箱を組み立てるような感覚でできちゃいます。
あとは本体をフレームの内側に入れれば完成。この本体前面にある隙間にiPhoneを置くわけですな。
現在デモ用のアプリが公開されており、まずはこれを試してみます。
アプリを起動するとサンプル映像が収録されています。ではまずは渋谷のスクランブル交差点で。後はハコスコを目の前にかざせばOK。
おお!単純に渋谷のパノラマ画像が出るだけじゃなく、iPhoneのセンサーが利用されており、覗きながら上下左右に首を振ればその方向に映像が連動して、本当にスクランブル交差点を見回している様です!こういうことね!
たった1000円でこれはなかなか面白い。ただこのサンプルでちょっともったいないと思ったのが、あくまで録画・撮影した映像なんですね。なのでどこでやっても同じ映像なわけです。
どうせなら覗いた先が実際の目と同じで、そこにハコスコならではのものが映ればより楽しそう!
実際ハコスコはそれを見越した作りになっており、iPhoneのカメラ部分が空いているんですよ。つまり既存のAR系アプリを使えば今まで以上に臨場感ある映像が楽しめると!
というわけで、先日試したばかりのミクさんに再度ご登場頂きましょう。
「ロート デジアイ」の箱を用意して、アプリを起動、AR LIVEモード状態でハコスコにセット!覗きこめば…
うおぉぉぉぉぉぉ!
これは堪らん!前回はiPhoneの画面を単に見ていただけですが、臨場感が違います!しかも頭にくっつけている状態なのでマーカーの読み取りも自分の首振りそのままとなり簡単に合わせられます。
これはテンションもうなぎのぼりですぜ!
しかもこのハコスコ、ご丁寧にiPhoneをセットした際にイヤホンがちゃんと挿せるように穴も空いています。わかってる!わかってるよぉぉ!
他にもGoogleマップアプリのストリートビュー画面を見れば、どこでも好きな場所の360度パノラマが楽しめる、なんて使い方もあります。
これはダンボールだからって侮れません!使い方次第で色々楽しめる「ハコスコ」、お安いのでVRのお試し感覚で遊んでみると面白いですよ!
参考:ハコスコ
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