【追記あり】 「アルパカにいさん」のココソラがリリースする新作「ぼくらの秘密基地」が全力でブッ飛んでるのでiPhoneユーザーは心待ちにするといいと思う

　この夏、とても一言では言い表せないアプリが登場予定です。

　可愛いと猟奇的が同居した驚異のアプリ「アルパカにいさん」を排出したココソラから新作「ぼくらの秘密基地」がAndroid先攻でリリースされました。

　※2014年8月8日10:40追記

　iPhone版がリリースされました！

　子供の頃に憧れた”自分たちが秘密基地”を作っていくという、実に夢のあるゲームに見えるのですが、そこはやはりあのゲームを生み出したココソラ。普通なわけないじゃないですか。

　ゲーム自体は簡単。簡単というレベルではありません。画面右下にあるボタンを押すと子供たちが秘密基地を作る材料を集め始めます。

　100%になって「作る」状態になったらもう一度押せば、材料を使って秘密基地がパワーアップします。それだけ。

　このゲームはあくまでストーリーを見るものであって、ボタンのタップはあくまでただのポチポチにさせないアクセント程度なのです。

　それでは少しだけお見せしましょう。以下ネタバレを含みますので気になる方はリリース&プレイ後にご覧ください。

　最初は実にほのぼの。絵に描いたような子供たちが秘密基地を作る様子が見えます。

　大きな木にハシゴを架けて、その上に木を組んで基地を作ります。楽しい日々は写真とともに日記に記録されますよ。

　基地の上でみんなで踊っちゃったり。

　しかし、少しずつ違和感は現れます。「外には出たくない」…？写真も今までみんなが写っていたはずなのにここには誰もいません。

　次はさらにおかしなことに。逆さまの写真と共に「あたまがいたい。」忠告通りここで怖くなった人はすすめるのを止めたほうがいいかもしれません。

　そして突如現れたウサギのきぐるみ。

　最後にもう少しだけ話を進めてみましょうか…

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！

　真相は是非、iPhone版リリースの後か、Androidをお持ちの場合はそちらですぐにでもご確認ください。

　このゲームはただ怖がらせるだけのホラーではありません。物語があります。酷く断片的で一度ではわからないかもしれませんが。

　決して全員が全員楽しめる話でもないと思いますし、暗い気持ちになるかもしれません、モヤモヤするかもしれません。

　しかし少なくとも私はこの物語に衝撃を受けました。エンディングの後に少し間呆然としてしまう程の衝撃です。

　一本の濃厚な映画やショートフィルムを見たようなそんな気持ちになれます。

　物語の凄さと同時に、冷静にアプリとしてこんな表現ができるのかということにも驚きました。

　”ストーリーが重厚””自分好みに進めるマルチエンディング”みたいな謳い文句のストーリー押しのゲームは多くありますが、おそらくこんな事ができているアプリは他に無いんじゃないでしょうか。

　気になったら是非遊んでみてください。

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