2014年4月23日、Facebookがライフログを計測するアプリ「Moves」を提供するProtoGeo Oyを買収したと発表しました。
「Moves」はiPhone 5sのM7チップを利用し、移動距離や手段などのライフログをiPhone単体で計測できるアプリ。
今回の買収に合わせて300円だったアプリは無料になっています。
さて、ここでユーザーとしては、優れた有料アプリが無料になって万々歳…なのですが!
はたしてIT企業が買収されることで、その後どうなったのか最近の動向を企業別に見てみましょう。
Facebook編
Facebookに買われたアプリの中で一番馴染みのあるのがInstagramだと思います。恐らくスマートフォンで最も使われている写真SNSではないでしょうか。
そのInstagramどうなったかというと基本的にはそのまま。若干Facebookとの連携が強くなったかな?位でほぼ変わらずそのままサービスが継続されています。
→そのまま!
日本では馴染みがありませんが、海外では世界最大級の規模を誇るメッセージアプリです。
こちらもつい最近の2月19日に買収が判明しています。
さて、このアプリはどうなったかというと、こちらもそのまま。普通にインストールできて普通に使えます。
→そのまま!
Facebookは買収しても基本的にはそのまま。あくまでFacebookという本丸があって、その周辺にそのままサービスをくっつけていくイメージです。
Apple編
Appleオリジナル機能のように感じますが、実はSiriも元々は全く別の会社のサービス。
→iPhone/iPadに搭載!
今ではiPhoneのうちで最も驚きを与えてくれる機能の一つです。
AuthenTecという指紋認証の技術開発をしていた会社も買収しています。
→iPhone 5sにTouch ID搭載!
こちらもわかりやすいですね。買収したことによりiPhone初の指紋認証機能を搭載するに至りました。
秘密主義なAppleは買収もひっそりめ。すでに有名になったサービスを買うというより、人に知られる前の凄いサービスを先物買いして自分の所から出すという方式が多いです。
買い取ったサービスはApple仕様に完全リファインして出します。あくまでAppleから出すサービスはApple色に統一されてなければならないのです。
Google編
iPhone同士をコツンとぶつけるようにすると連絡先を交換出来るアプリ。iPhone初期から登場し、その革新性に多くの人が驚愕しました。
このアプリの買収後は…
→4ヶ月後にサービス終了!
Googleは携帯メーカーも買収していました。世界中で熱狂的なファンを有するメーカー「モトローラ」は2011年に買収されています。
→3年でLenovoに売却!
モトローラを買収したからと言って特別扱いはしない!と公言していたGoogle。Googleが提供するAndroidのフラッグシップ「Nexus」シリーズに本当に採用することもなく、売り払われました。
いまではGoogleサービスの一員として当たり前のように存在しているYouTubeですが、これも元々は別会社でした。
→Googleサービスの中核に!
書き出しの通り、他の買収サービスとは比べ物にならない位Googleになりました。
Googleは一番容赦ないですね。買い取ったサービスの生殺与奪は思いのまま、収益に結びつかなければ即サービス停止も辞さないといった感じでしょうか。
使い方も様々、そのままだけどGoogleサービスの一部になりました、という形だったり既存のGoogleサービス内に取り込んだりと、かなりフレキシブルな対応をします。
毎度驚きを与えてくれるAppleやGoogleの新サービスの新発表の多くも、こういった買収劇により得た技術を使って行われているんですね。
みなさんは買われるならどこの企業がいいですか?
ライター:イマ&ムラ
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