パスワードの流出や盗難、怖いですよね。Twitter程度であればアカウントを乗っ取られるぐらいで済むかもしれませんが(それでも十分問題ですが)、ネット銀行のパスワードなんかが盗難された日には・・・と考えたら不安で夜も眠れません。
このような被害にあう確率を少しでも低くするため、しっかりしたパスワードの管理方法を身につける必要があります。
まずは、どんなパスワードが安全なのか考える必要があります。
■長いこと
最低でも8文字以上のパスワードにしましょう。当たり前ですが、長ければ長いほど安全です。
■複雑であること
文字だけでなく、数字や記号を含めましょう。使用する文字の種類が多いほど、安全性は高くなります。
パスワードハッキング ソフトは、「and」から「&」や「to」から「2」など、一般的な文字から記号への変更を自動的にチェックするようです。
■定期的に変更すること
安全なパスワードの効果を保つために、3ヶ月毎にパスワードを変更したほうがよいようです。
上記の条件を満たしつつ、覚えやすいパスワードを設定する方法があります。その方法を使って実際にパスワードを生成してみました。
1. 短い文章を考えます。
「iPhone is very beautiful」
2. 単語間のスペースを削除します。
「iPhoneisverybeautiful」
3. 単語を短縮したり、綴りを間違えたものにします。
「iPhoneisberrybeuti4」
4.さらに文字を追加して長くします。関連する文字だと覚えやすいですね。
「5s5ciPhoneisberrybeauti4」
パスワードの強度は、マイクロソフトの「パスワードチェッカー」でテストすることができます。
安全性の高いパスワードを設定すれば安心だと思うかもしれませんが、その考えが一番危険です。それは、セキュリティ弱いところで盗まれたユーザー名、パスワードを他のサイトで使われる可能性があるから。
万が一の時の被害が拡大してしまうので、パスワードの使い回しだけは絶対にやめましょう。
では、どうやって複数のパスワードを管理するのか。これが問題です。
ミートアイ編集部の人間が実際に行っている管理方法を聞いてみました。
■イッシーの場合
「1Passwordってアプリに全部任せてる。」
「1Password】は有名なパスワード管理アプリ。アプリのマスターパスワードを覚えるだけで、全てのパスワードを管理することができます。
また、アプリ内ブラウザがあり、ユーザー名・パスワードを入力した状態でサイトにアクセスすることができます。長いパスワードをわざわざ入力する必要がないのが非常に便利。
筆者もこの方法を使っています。iPhoneだけでなく、iPad、Mac、Windows、Android用のアプリもあって安全に情報を同期できるのがよいですね。
アプリの価格は1,800円(4月14日現在セールで900円)。パスワードを盗まれて悪用されるとういリスクを考えればそこまで高くないのかもしれません。
■イマ&ムラの場合
「テキストファイルにパスワードとかを書いて、そのファイルに鍵をかける。サービス名で検索ができるし、長いパスワードもコピペできて便利。」
無料であるというのが最大のメリットでしょう。この方法も、ファイルのパスワードさえ覚えておけばよいですね。
■sunagimoの場合
「パスワードを紙に書いて、鍵の付いている引き出しに入れてます。」
ここにきて超アナログ!しかし、鍵さえ肌身離さず持っておけば、セキュリティはかなり強固。思わぬ盲点ですが、この方法の安全性は非常に高いかも。
金庫に入れたらもっと安全ですね。問題は、字が汚くて書いてある文字が読めなくなる可能性があるということぐらいでしょうか。
過去にも、yahoo!やAdobe、Evernote等の大きなサービスで個人情報の流出がおこっています。情報の流出は「たまに起きる」ぐらいの考えのほうがよいかもしれませんね。
そんな時の被害を最小限にするためにも、自分自身でしっかり守りましょう。
ライター:でこい
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