iPhoneは世界でも爆売れ、それが牽引しMacもシェアを伸ばしており最近のAppleといえばとにかく出すもの売れる!というイメージがあります。
しかしAppleだってずっと出すもの100%全部が売れまくっているわけではないんです。
そこで今日は輝かしいAppleの今を陰ながら支えた“あまり売れなかった製品”達を振り返ってみましょう。
デバイス編
iPhoneのタッチ認識技術を語る上で実は欠かせないのがこの「ニュートン」。
タッチペンでの手書き入力システムを備えたApple初の携帯情報端末、いわゆるPDAです。
発売は1993年ですから、初代iPod touchが発売された2007年から14年も前となります。
そんな時代に市場を先取りして誕生したニュートンでしたが、商業的には失敗。端末が大きすぎた事、まだ市場が成熟していなかった事などが要因でした。
ただし、その技術は着実に今のApple製品に活かされており、大きく日の目こそ見ませんでしたがAppleの歴史上重要なデバイスです。
実はカメラも作ってました。こちらはMacintosh専用デジタルカメラ「QuickTake」
発売は1994年で、これも世の中にデジカメが定着する遥か前に出された”早すぎた製品”の一つ。
「QuickTake 100/150/200」の3機種が1~2年のスパンで発売されましたが、結果は3年でカメラ事業から撤退となりました。
とはいえ、今や世界で撮られた写真の大多数がiPhoneである事を考えると、Appleがカメラへ目線を向けたのは間違いでは無かった気もします。
こちらは結構新しめ。最近売れ筋のBluetoothヘッドセットも実はAppleが純正で先んじて出してました。
先端が独自の充電端子になっており、専用のドックやケーブルに接続することで充電できる仕様。その為ちょっと汎用性が薄かったのが難点。
日本では未発売だったので、音質など実際のところは不明ですが、評判としてはあまり良くなかったみたいです。
…でもカッコイイし、Apple純正だから欲しかったなぁ。
サービス編
正直、存在を忘れてました…
iTunesの情報を共有するSNS「Ping」です。
これはかなり新しい部類のもので2010年開始。ちょっと長い位のiPhone/Macユーザーならサービス開始から体験できたはずですが、あまり使われませんでしたね。2012年に終了していました。
開始当初すでに大きく広がっていたFacebookとの外部連携ができなかった事、SNSなのにブラウザなどからは使えず、iTunesでしか使えなかったといった強すぎた囲い込みが流行らなかった大きな理由と思われます。
ぶっちゃけ使い方ももうよく覚えていません。
これ、まだ私のiPhoneに入ってますよ…
「Cards」はiPhoneだけでカメラロールの写真からメッセージカードを作って送れるというサービスでした。
有料ですが、世界のどの国宛でも1枚450円でOKというワールドワイドなAppleらしさ。デザインもシンプルでありながら素敵なものが並んでいたのですが、2013年に終了しました。
MacのiPhotoで同様のサービスがあり、需要のわりに内容が被っていたのもあまり良くなかった気がします。
いかがだったでしょうか?ご存知のものはありましたか?
光あれば影あり。Appleにだって紆余曲折があったし、今この瞬間にも色々なサービスが生まれては消えているのです。
ただ真のApple好きなら残るもの残らないものに関わらず、全部体験していきたいですね!
ライター:イマ&ムラ
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