結構深刻な問題です。
Windows史上最も人気を誇ったXPのサポートが遂に終了となります。本日マイクロソフトがWindows XPサポート終了に向けたセキュリティ対策に関する発表を行いました。
では何故、サポートが終了すると問題なのでしょうか。
「今までウィルスにかかった事なんて無いし、セキュリティソフトを入れていれば大丈夫でしょ?」なんてお思いでしたら大間違いです。
そのそもWindows XPが発売されたのは2001年、今から13年も前です。さらに発売が終了したのが2008年と、それですらもう6年前。
その間PCを巡るセキュリティ事情は大きく変わりました。発売当時は愉快犯程度だった攻撃者は組織化し金銭などを明確に狙うようになりました。またインターネットの普及や回線の向上により危険性は計り知れないほど増しています。
いくら後付でセキュリティの強化を行ってもWindows XP自体がもう限界なんです。
さらに今回の発表では、国内大手セキュリティソフト会社の方が一堂に会しコメントを寄せましたが、一様に言われるのがセキュリティソフトには限界がある、ということ。
カスペルスキー代表の川合 林太郎氏の解説が非常にわかりやすかったです。
川合氏いわく「PCは一つの家の様なもの」だそうです。家は時間が経つに連れてシロアリの駆除や配管・屋根の修理などが必要になるが、それを行ってくれていたのがマイクロソフト。サポートが終わるというのはそれが無くなるということ。
セキュリティソフトは泥棒や押し売りが入ってくるのを防ぐのが目的であり、そもそも出来る事の範囲が違うのです。
また、XPサポート終了に際して気をつけなければいけないのは、サポート終了後のOSは優先的に狙われるということ。
ウィルスなどは企業を狙うと思われがちですが、その目的の為に個人のPCを経由して攻撃する事も多々あります。
もし、自分のPCが経由地に選ばれた場合、自分のPCが感染して被害を受けるだけでなく、自分のせいで企業に損害をもたらすということも想定されます。
では、新しいWindowsなりPCなりを買え、とにかく買え!とは言われるかとおもいきや、そうは言われませんでした。
もちろん早い段階で移行するのがベストですが、金銭的な問題やデータの移行期間などでどうしてもXPを使い続けなければいけないのであれば運用で延命しつつ、期間を区切ってなるべく早く移行するのがベターとのこと。
基本的にはネットに繋がない、用途を絞る、セキュリティソフトを最新に保つ、は必須。もちろんこれらを行いながら今まで通り使うのは難しいと思うので、最終的には移行が必要でしょう。
今回の発表では、流石に史上最大のOSサポート終了ということで、マイクロソフト側もかなり慎重になっている、且つXPは安全性の面で本当に限界だからこそのサポート終了であり、移行の推奨なのだと感じました。
ちなみに、数日前に「Windows XPをサポート終了後も安全に使いこなす」的な本が登場し、軽くネット上で炎上気味でしたが、その件についてマイクロソフト担当者いわく「まったくアテにならない」だそうです。
iPhoneをお使いの方でもPCはWindowsという方は結構いらっしゃると思います。
もしXPをお使いであれば、早々に移行の準備を進めましょう。
ライター:イマ&ムラ
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