電車の優先座席に貼り出されている、「携帯電話の電源をお切り下さい」の一文。もしかすると来年からは少し変化があるかもしれません。
総務省は12月25日、LTE方式の携帯電話端末は心臓ペースメーカーなどへの影響はないとする調査結果を発表しました。
そもそもペースメーカーに強く影響されると懸念されていたのは、2Gの電波が主な対象。これまで、総務省はペースメーカーと携帯電話の距離を22センチ以上空けるようアナウンスしてきました。
しかし、昨年の7月にその2Gサービスも終了。現在の3G、4G電波は微弱でも高速通信が可能な技術が用いられているため、総務省も指針緩和に乗り出しました。
これまで鉄道事業者に伝えてきた22センチ以上の距離を、15センチ以上に修正。これは、携帯電話を持ったまま抱き合うことでもない限り、影響はほとんどない状態といえます。
こうした総務省の指針緩和を受けた鉄道会社の対応は、まさに様々。
朝夕のラッシュ時を除いて、電源オフの車内アナウンスを止めた京阪電鉄をはじめ、近鉄は改訂すべきか検討を始めています。
またJR東日本は「影響がないと証明されない限り、今までの取り組みは変えない」とコメント。
電波状況の緩和がなされたとしても、「万が一」を考えると…と躊躇する会社も多いようです。
優先席付近での携帯電話使用に注意をはかるのはユーザーのマナーであることはもちろんですが、必要以上に「ダメ!」を打ち出し続けるのも考えもの。
確かに携帯電話の進化は驚くべきスピードではありますが、それだけに鉄道会社にはきちんとした運用対策を取ってほしいものですね。
ライター:なかムー
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