米国で起こされた「iPhone/iPod touchの製品保証に対する集団訴訟」で、Appleは和解金として5,300万ドル(約47億7000万円)を支払う模様です。
そもそもこの訴訟問題は、iPhone/iPod touchの製品保証期間中に修理を依頼したにもかかわらず、端末内部の水没センサーが浸水を検知したとしてAppleが修理を拒否したというもの。
Appleは以前より製品保証ポリシーとして、「水漏れによる損傷は保証対象外」としてきました。
じつはほとんどのiOS端末には、外部から確認できる液体浸入インジケータが内蔵されています。これはテープ状のもので、通常は白色ですが液体に直接接触すると赤く変色するというもの。
つまりこの「水没センサー」が反応している以上、ポリシーにあるように修理保証は受付られないということです。
しかし、肝心のセンサーテープを作っているメーカー3M社が、「テープの変色は必ずしも水との接触に限らず、湿気でも起こりうる」と述べるなど、必ずしも水没じゃなくてもテープが変色する可能性があると示唆。
結果、Appleと訴訟側とで和解案が出されることとなり、影響を受けた顧客はひとりにつき最高200ドル(約1万6000円)が支払われる予定となりました。この和解案はこれから数週間のうちに、サンフランシスコの連邦裁判所に提出される見通しです。
たしかに、例えばランニング中に一緒に持ち歩いていたiOSデバイスのセンサーが、汗などの湿気で変色してしまうことがないとも限りません。
今後も起こりうるだろうこれらのケースに、Appleがどのように対応していくのか。その動向に注目が集まります。
⇒ Apple:公式サイト
ライター:なかムー
【更新完了】AppleのAI「Apple Intelligence」発表、ChatGPTとの連携も。iOS 18、iPadOS 18、watchOS 11、macOS Sequoia発表
iOS 17.5.1リリース。問題視されていた削除した写真が再表示されることがある問題を修正
watchOS 10.5リリース!新しいプライドラディアンス文字盤が追加
iOS 17.5リリース!ロック画面で使用できる新しいプライドラディアンス壁紙の追加やセキュリティアップデートを実施
新型iPad Air、iPad Pro、Apple Pencil Proが登場!Appleスペシャルイベント「Let Loose.」リアルタイム更新