今やゲームもiPhoneがメイン、なんて人も多いのではないでしょうか。
しかし、タッチ操作じゃなくて本当は物理的な十字キーとボタンが快適なんだ!そんな問題を解決すべく遂にiPhoneの為の最高のコントローラーが発売になります!
「ロジクール G550」はAppleが今年新たに策定したコントローラー規格に適合したiPhoneの為のコントローラー。
筐体左には8方向に対応したアナログ十字キーに、右には4つのボタン、上部左右にはLRボタンも完備しています。
G550ではアナログスティックはあえて非搭載。厚さなどが犠牲になる上に、カバンなどに入れた際に引っかかる可能性もあり、iPhone本来の良さが活きなくなる為搭載しなかったそうです。
またiPhone5s / 5 / iPod touchに元からある電源や音量ボタン、カメラなどあらゆる機能を阻害する事無く、そのまま使える状態を実現。
iPod touchで使う場合はiPhoneと厚さが違う為、同梱されている専用の中敷きシートを使うことでiPhoneと変わらない装着感となります。
さらに本体内には1500mAhのバッテリーも完備。スイッチのON/OFFで自由にiPhone/iPod touchに給電出来ます。
装着はLightning端子を差しこむようにiPhone/iPod touchをはめるだけ。
秋葉原で行われた製品発表会ではロジクールの製品担当古澤氏とスクウェア・エニックスの時田貴司氏も登場。
今、iPhoneアプリに置いて売上金額シェアでは87%がゲームで、主に上位にいるのはカジュアルゲームやソーシャルゲームといったものが殆ど。
もちろん売り方などの影響も大きいが、格闘ゲームやコンシューマから移植の本格ゲームがランキングトップに来ることはまず無いとし、そこには操作性も一つの要因としてあるのではないかとのこと。
ロジクールは元々PCのマウスやキーボードといったサプライのトップメーカー。ゲーミングデバイスも数多く発売しています。
古澤氏は「iPhone用コントローラーが出る事で、iPhoneゲーム業界自体に大きな変化が起きる可能性がある。ロジクールはG550によりモバイルゲームデバイスを事業の新たな柱にしたい」と語りました。
スクウェア・エニックスの時田氏はG550対応タイトルとして発売中の「ファイナルファンタジーⅢ」とつい先日発売されたばかりの「ファイナルファンタジーⅣ:ジ・アフターイヤーズ」のデモプレイを披露。
時田氏は「十字キーとボタンという、所謂ゲームの文法が戻ってきた。ここ数年スマホならではのタッチ操作のゲームが成熟してきたが、今だからこそ、アナログならではの売れる要素はあると思う。」とスマホゲームの行く先にも言及しました。
G550はロジクールオンラインストアやauショップ、auオンラインショップにて12月24日より発売開始ですが、なんとApple Store(オンラインを含む)のみ12月13日より先行発売します!価格は9,980円。
対応アプリは「ファイナルファンタジーⅢ」を始め、配信済みの「Ⅳ」、「Ⅳ ジ・アフターイヤーズ」、「Ⅴ」が対応予定。そして今冬配信予定の「ファイナルファンタジーⅥ」も対応するとの事です!
面白かったのが、担当者が製品説明の際に「後で絶対に聞かれると思うので先に言いますが…」と切り出しアナログスティック非搭載の理由を語ったり、バッテリーの必要性についても私達がリアルに共感出来る切り口で紹介したこと。
流石にサプライトップメーカーだけあってiPhoneというデバイス自体を使い込んで、ユーザーの感覚を持って製品を作っている事を実感しました。
もちろん触ってみての感覚もよく、ボタンの反応、重量やグリップ感など満を持して登場したiPhone用ゲームコントローラーだといえるものでした。
iPhoneでゲームをするならコントローラーが当たり前、という時代が来るかもしれませんよ!
参考:Logicoole
ライター:イマ&ムラ
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