Apple Watchを始め、スマートウォッチもそこそこ一般化してきましたが、まだまだ伸びしろや変化が起こりそうなのがウェアラブルデバイス。
その中でじわじわ来てるのが指輪型です。今回はその指輪型の健康トラッカーのさきがけ「Oura Ring」の最新版「Oura Ring Generation 3」を実際にしばらく使ってみました。
時計の様にバンドで調節できない指輪ということから、買い方がちょっとおもしろいのですが、それは後述します。
まずは実際に使ってみての感想。
私は初代のApple Watchを発売日から購入し、その後も常に最新のバージョンを使い続けていますが、それと比較して取れるデータに関してはそこまで変わらないという印象です。
大きなところとしてはApple Watch Series 6から計測可能になった血中酸素濃度の計測が出来ません。デバイス的に機能は入っているのですが、まだ使用可能な状態になっておらず、現時点では無いものと考えた方が無難です。
それ以外の基本的な数値はだいたい取れていると考えて良いです。ただし、「Oura Ring 3」は専用のアプリで計測したデータを独自の形でだしているので見え方としては割と差がある点は注意。
しかしそれもiPhoneを使用している場合、デフォルトのヘルスケアアプリにデータを共有できるので、「Oura Ring 3」で取ったデータを独自アプリではなくヘルスケアアプリで見れば結果の見方もApple Watchと変わらず利用できます。
また、この独自アプリが結構よく出来ています。
ヘルスケアアプリは本当に取った数字をそのまま、という感じですが、独自の集計の仕方で全体のコンディションやアクティビティの状況などをグラフで見やすく出してくれます。日別のデータもひと目で見えるようになっているのも健康を気をつけるうえで参考になります。
ここらへんは判断が難しい部分でもあります。独自の解釈は不要で純粋な計測数値だけ欲しいという方もいると思います。
ただ、その場合もちゃんと数字も見れますし、上述のヘルスケアアプリ連携をしていれば別のデバイスで取っていたデータと繋げてデータを集計し続けることもできます。
なので、総合してデータとしてはApple Watchとほぼ変わらないレベルで集計できると感じました。
ちなみに私はApple Watch以外のスマートウォッチも相当数使っていますが、いずれもApple Watchに並ぶレベルのものは無いので、日本国内で一般的に買えるウェアラブルデバイスの中で最高レベルだと思っていいと思います。
そしてつけ心地ですが、普通に指輪です。本当に普通に指輪。測定するための機構が入っているので重いかなと思っていたのですが、めちゃくちゃ軽いです。そこら辺の普通の金属製アクセサリより軽いです。
ただ、厚さはやはりそこそこあります。これがこのデバイスを使う上で引っかかる人は一番引っかかるポイントかもしれません。
私としては数日使った時点で厚みも気にならなくなりましたので、慣れで行ける人も結構いると思います。
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■買い方
最初に書きましたが、ここで改めて買い方をご紹介しておきます。
購入は海外の公式サイトからになります。価格は299ドルから。海外サイトで買い物をしたことがある方なら何も不便なく普通に買えると思います。
初めての方でも、基本的に最近のブラウザに搭載されている自動翻訳機能をオンにして、必要項目を埋めていけば問題なく買えるレベルだと思います。
一点特殊なのが、まず購入すると最初にサイジングキットが送られてくる、というところ。
8つのサイズのプラ製のリングが送られてくるので、まずはコレを付けて自分に合うサイズを確かめてね、ということです。
指輪というあとから調整ができないデバイスならではで、これは非常にありがたいです。できればコレを付けて2,3日過ごして確かめてみましょう。
サイズがコレだ!と決まったら、来ているメールか公式サイトに再度アクセス、ログインしてこのサイズにしますよ、と入力すればいよいよ本物の「Oura Ring 3」が送られてきます。
■どういう人が買うべきか
決して安いものではありませんが、時計を普段しないけど健康管理はしてみたい、そのためだけにスマートウォッチをつけるには抵抗がある、または今スマートウォッチを使っているができるなら時計型はしたくないのでより手軽な形に乗り換えたい、といった方には最適だと思います。
難しいのがスマートウォッチをしていて不満は無いが、指輪で済むならこっちに移行すべきかというところ。
健康管理だけなら移行してしまって大丈夫だと思いますが、スマートウォッチには当然ながら時計がありますし、各種アプリの通知やナビなど簡易的なスマホ的機能、非接触決済も使えます。
そういった機能は当然無いので、それらを使う頻度が高いのであれば乗り換えは難しいでしょう。
また、スマートウォッチと併用する価値があるか、と言われるとこれまた微妙です。(私のようなガジェット好きは別なので、とにかく思う存分好きなだけ身につけてください。)
細かい点でいうと、ワークアウト情報などは双方が取れてないタイミングなどがあり、ヘルスケアアプリ連携で補完できるので便利といえば便利ですが、それ以上の何かがあり、両方使う必要があるかというとほぼ無いです。
そのためニッチといえばニッチなアイテムかもしれませんが、将来的に健康を日常的に管理するデバイスというのはおそらく必須に近いものになると考えています。そういった意味で今から選択肢の一つとして使ってみるのは面白いですよ。
個人的にはこのサイズ感で時計型と同じデータが取れるというのはかなり楽しく、ガジェットとしては満点なので、そういった嗜好の方には問答無用でおすすめです。
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