行列は皆無。史上最高に静かなiPhone発売日。「iPhone 12 Pro」Apple 丸の内購入レポート

 2020年10月23日(金)本日、「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」が発売開始となりました。

 発売開始に際してApple 丸の内に行ってきましたので、その様子をレポートします。状況としてはかなり特殊でした。

 今ではオンライン注文での配送がオーソドックスになっていますが、発売日だけはAppleの実店舗で受け取りたいと、私は例年旗艦店に赴いていました。今年も最短の8時ではありませんでしたが8:30受け取りの予約をなんとかゲットし、発売開始前の様子も見ようと7:40頃には店舗前に到着しました。

 で、その時の様子がこちら。

 全然人が並んでいません。

 一応列を作れる用意はしていますが、人はおらず。

 これはもちろん、iPhoneの人気低下ではなく、新型コロナウイルスの影響です。

 2015年のiPhone 6s発売時に予約制に切り替え一気に行列が減りましたが、それでも予約なしの当日販売分は毎年少量用意されており、それを求めて並ぶ人はそれ以前より減ったものの存在していました。

 しかし、今年は当日販売分は無し。どうやら前日など事前に並ぶことも完全に禁止されていたようです。

 また、15分ごとに区切られている予約も、8時時点で並んでいるお客は10人でした。相当数を絞っていたようです。

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 5秒のカウントダウンをしてなぜか8時3分前には開店、すっと並んでいた最初のお客が入り、定番のハイタッチも無しというかつて無いほど静かな発売開始となりました。

 その後も8:15予約の方がちらほら入店していきますが、それもまばらで列が形成されることはありませんでいた。

 ちなみに、予約者以外の通常の入店も可能。iPhone 12の当日販売分はありませんが、それ以外の製品やアクセサリなどは来店して購入ができました。ただし、こちらも入店制限あり。

 8:30になり、私も受け取りへ。店舗前で体調の確認と検温、身分証の確認をして入店。

 他の客やスタッフと距離を置いた場所に案内され、少し待つとすでに紙袋に入ったiPhone 12 Proとケースをそのまま受け取り、再度身分証と、Apple IDのアドレスを確認をして受け取り終了。

 そのまま、来た道を戻って店外へでて終了。受け取りもかつて無いほどあっさりした感じになりました。

 一応入店時に受け取り商品以外の購入は無いか確認をして頂いたので、多分言えば店内を普通に見せて貰えて、追加購入もできたのですが、受け取りだけだともう本当に入って出てでおしまいです。

 もちろん、スタッフの方たちはいつものAppleの雰囲気通りで明るく朗らかにお話してくれるのですが、とにかく滞在時間と物理的なやり取りが少なかったです。

 商品の箱を見せて渡してのチェックなども無し、平時Apple直営店では購入・受取時に店舗用端末にユーザーがアドレスを入れましたが、それもスタッフ側で終わらせてあり、見せての内容確認のみ。

 基本的に商品を渡すという以外に、何かを手渡しする、触れるということが絶対に無いように配慮されていました。

 寂しい部分があるとは思いつつも、コロナウイルスの流行から時間が経ったとはいえ、まだまだ収束はしておらず、経過と共に慣れのような形で対策がなぁなぁになってしまっている商業施設も増えてきているなか、しっかりと対策をし続けているという点についてはやはりAppleは正しいと思います。

 というわけで、8:30少し前に入れたので8:33にはミッション完了。なんともスピーディーな受け取りとなりました。

 予約&配送へのシフトも進んでおり昔と比べて減ったものの、それでも一部のファンにより続いていた行列ですが、最後はコロナによってほぼ完全消滅という、ちょっと寂しいことになりました。

 来年以降どうなるかはわかりませんが、もしコロナに悩まされることがなくなれば個人的にはお祭り感のあるイベントとしてちょっとした行列は復活してほしいですね。

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