NTTドコモは、これまで施行してきた「ツートップ戦略」や「スリートップ構想」を見送る方針のようです。日本経済新聞が報じています。
ドコモが今年の5月から執り行ってきた「ツートップ戦略」は、韓国サムスンのGalaxy S4とソニーモバイルコミュニケーションズのXperia Aを全面的にプッシュしていく戦略。毎月の利用料金に割引サービスを適用するなど、他のAndroid端末よりも優遇した扱いをしてきました。
唯一iPhoneが発売されていないキャリアとしての対抗策ともいえるこの戦略でしたが、9月に同社からiPhoneが発売されたことによって、戦略そのものが沈黙化。
また、2013年冬モデルから始まるだろうと報じられていた「スリートップ戦略」(ソニー・シャープ・富士通)も見送られることとなったようです。
とはいえ「トップ戦略」という表現は撤廃されるものの、製品ごとに月々サポートや販促費に差を付ける公算は高く、「ドコモオススメの端末」が存在することには変わりはなさそうです。
発表当時からインパクトの強かった「ツートップ戦略」だっただけに、わずか半年で方針変更となると戸惑うユーザーも少なくないかもしれません。
今後ドコモが打ち上げる「次なる戦略」に、メーカー、ユーザーともども注目が集まります。
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