2018年11月27日(火)本日、LINEがFintech領域における事業戦略発表会「LINE Fintech Conference」を開催、金融系サービスについて多数の発表を行いました。
そのなかで目ぼしい発表の一つがLINE Payについて。「LINE Pay」は、「LINE」アプリ内、お財布アイコンの「LINEウォレット」からオンライン・オフラインでの決済や「LINE」の友だち同士での送金が可能なモバイル送金・決済サービス。
つい先日、QUICPayとの連携を開始し(現時点でAndroid端末によるGoogle Pay経由のみ)非接触決済が可能となっています。
今回は主に中国で利用され圧倒的なシェアを誇る「WeChatPay」との連携を発表。訪日インバウンド需要の取り込みを目的とし、訪日観光客にスムーズな決済サービスを目指すとしています。
具体的には「WeChatPay」ユーザーが訪日した際に「LINE Pay」のQRコード決済に対応する加盟店・決済対応箇所で支払いが可能になります。2019年から順次開始予定です。
他にもLINE Payでは全国約7万台のタクシーが呼べるタクシー配車アプリ「JapanTaxi」とも連携。JapanTaxiの広告タブレット・決済機付きタブレットを搭載した全国のタクシーにおいて、「LINE Pay」のスマートフォン支払いが可能となります。
支払い方法は「LINE」アプリの「ウォレット」タブから、「コード支払い」を表示し、タクシーに設置されたタブレットのカメラで読み取らせることで支払いが可能に。こちらは2018年12月10日(月)から開始。
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またもう一つ大きなトピックとしては、みずほ銀行を通じた共同出資による準備会社設立について合意、新銀行「LINE Bank」の設立の準備を開始します。
「LINE」の月間利用者数7,800万人を超えるユーザーベース、ユーザビリティの高いUI/UXと、みずほ銀行が培ってきた銀行業におけるノウハウを活かし、「LINE」とリンクした、親しみやすく利用しやすい”スマホ銀行”を提供するとしています。
他にもLINEでは「LINE家計簿」のリリースや「LINEほけん」をすでに開始するなどフィンテック分野にかなり力を入れています。
以前の発表会にてLINEではLINE Payの利用店舗を100万店を目指すとしており、実際には難しいのではと思われていましたが11月のQUICPay対応により、かなり強引ではありますが目標を達成しています。
個人的にはスマホ決済などのフィンテック事業はまだユーザー側の意識がそこまで大きく向いておらず、すぐに大きな動きは見込めないのではと思っています。ただ、それに提供企業側が合わせているといつまでも進展しないため、現在LINEが行っているように、とにかく色んな施策を打つというのは決済サービスの改革において必要なフェーズであると考えます。
もちろんその一時期の拡大対応のために、損失を被る人やお店などがあってはいけませんが、LINEの施策はかなり面白いのではないかと思います。
先日もソフトバンク/ヤフーグループによる決済サービスPayPayの大型キャンペーンなど、今一番注目の分野でもあります。いちユーザーとしては各種キャンペーンを理解して上手く利用できれば諸々お得にあずかれるので上手く情報をキャッチして利用できればと思います。
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