MMD研究所が日本国内のユーザーを対象に「2018年8月 モバイルデバイスシェア調査」を実施、その結果OSシェアでAndroidがiOSを上回ったと発表しています。
調査対象は15歳から69歳の男女5,000人。現在メインで利用しているモバイルデバイスについて、スマートフォンを利用していると回答したのは75.3%、フィーチャーフォン(ガラケー)を利用しているのは18.1%。
そして、スマートフォンのOS別ではAndroidが40.1%でiPhoneが35.2%となったとのこと。
ただし、10代は男女ともにiPhoneの利用率がAndroidの利用率を上回り、10代女性は72.5%がiPhoneを利用しているとの結果も。
グラフを見ると、基本的に男女ともに年齢が上がるほどAndroidユーザーが増える傾向にあるようです。
利用しているスマートフォンのブランドとしては、Appleが46.7%、ソニーモバイルが14.9%、シャープが12.1%と続いています。
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今まで海外ではOSシェアで言えばAndroidがかなり前から圧倒的になっており、日本国内のiOSシェアは世界的に見れば異常なほど高い数字でしたが、少し世界標準に近づいた形となりました。
良し悪しではなく、そもそもAndroidは安い端末を製造・販売できるということがあり、途上国など高価な端末が売れにくい場所ではAndroidが売れやすいという傾向があります。
それに対して日本は、先進国で高価な端末でも売れやすいという土壌がありつつ、さらにiPhoneは人気のためキャリア各社が値下げやキャンペーンを行うことが多く、ハイエンド同士で比べた場合に自然とiPhoneが売れやすい環境が構築されていました。
今回の調査はあくまで結果としての数値だけなので原因までは不明ですが、格安スマホ/格安SIMなどの台頭および浸透が一因としてあるのではないかと思われます。
またスマホがデバイスとしても成熟期に入り、ハイエンド以外のミドルエンド、ローエンド端末でも用途や使用者によっては十分使える端末が多く出てきたこともあると考えられます。
いずれにせよ、単純に端末の種類でいえば国内でもAndroidの方が圧倒的に多く、手に取られる確率でいえばAndroidの方が高いわけで、逆に言うとそれでもまだこれだけの数値を出しているiOSは人気であるともいえます。
ただ一度こうなってしまうと、今回の調査が何かしらの原因で偏っていなければよっぽどのことがない限り今後再度覆ることは難しいのような気もします。
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