7月に問題となったJR東日本によるIC乗車券「Suica」の乗降履歴データ販売問題。プライバシー問題など大きな反発もあり、現在は販売を凍結し、再検討されている状態です。
そんな中、今度はドコモが6日携帯利用者の位置情報などがわかるビックデータを10月から企業向けに有料販売すると発表しました。
携帯電話の基地局が収集した位置情報を活かし、流通業や行政などに特定地域の時間ごとの人口の変化などをまとめた報告書を販売するそうです。
データは企業のマーケティングや防災などのまちづくりに活用されるだろうとされています。
▲データを活かした研究結果のイメージ
ただここで心配なのが基地局が収集する情報。位置情報以外にも、契約者の携帯番号や生年月日などの個人情報も得ることができるのです。
ドコモが解析するデータには性別、年齢、大まかな住所は含まれますが、その他の情報は加工をし、個人を特定できないようにするとしています。
JR東日本と比べると個人情報に関する対策は施されているようですが、やはり抵抗を感じる方もいるかと思います。
データ提供をしたくないドコモユーザーは電話での停止手続きが可能です。
・ドコモの携帯電話からの場合:(局番なし)151(無料) ・一般電話などからの場合:0120-800-000
上手く活用されれば社会や産業での発展に大いに役立ちそうですが、やはり適切な処置はされてるとはいえ大切な情報。今後もプライバシーに関してはしっかりとした対応で取り組んでいってほしいですね。
ライター:sunagimo
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