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とにかく死ぬ。横スクロールで進んでいく昔ながらの2Dアクションゲームですが、とにかく卑劣。
急に動き出す敵、背景だと思わせといて触れると死ぬ障害物、パワーアップアイテムが出そうなブロックと見せかけて罠、など後出しや人間の心理を突いたトラップなどとにかく歯軋りが止まらなくなるゲームです。
まず最初にこんな注意書きが、「イラッとさせにいくよ!」という宣言ですね。
自機は画面左にいる「上」です。シリーズが定番なので気にしないかもしれませんが。改めてアクションゲームの自機が「上」て、という違和感は拭えません。
操作は画面左下にある左右の疑似パッドと右にあるジャンプボタンのみ。ジャンプボタンはジャンプ中にもう一回押すことでその地点で横にスライドできます。
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さてここまでは見れば誰でも分かる内容ですし、ゲーム自体はシンプルなもの。しかしこのゲームはここからが真骨頂。
まず最初のイラつかせてくるポイント。地面に穴が空いてますね。当然ジャンプで飛び越えるわけじゃないですか。
で、二つ目の穴があるんで、同じように飛び越えようとすると…
これモンですよ。
腹立つわぁ〜…
こんな感じが延々と続きます。
例えば次のステージでは、お、凹んだところにコインが、と思って入るじゃないですか。
んで、コイン取ったから先に進もうとすると…
こうなるわけですよ。仕方ないから後ろからでようとするとですね。
完全に閉じ込められたんですよ。いやいや、死ねと?自ら穴に落ちて死んでやりなおせと。
つまり、そもそもあそこにあったコインは取れない・取っちゃいけないモノということですよ。いやらしいわぁ。
とにかくこんなのがテンコ盛りです。絶対に初見じゃわからない草むらから超スピードで飛び出してくる敵とか、ファイヤーボールを取って敵を攻撃してたら前方の壁にファイヤーボールが跳ね返ってきてそれで自分も死ぬとか、いわゆるゲームの当たり前っぽいユーザーが前提として考えてしまうことをだいたい裏切ってくるゲームです。
個人的に序盤で一番衝撃だったのがこれ。ブロックを叩いたら無敵になると思われる星が出てきたので、少し先で取れるだろうと思ったら、
敵である「U」が取るんかい!そしてお前が無敵になるんかい!
しかもブロックを破壊するほどの無敵っぷり!
そして最後にそのまま襲ってくるんかーい!という怒涛の敵アクションにただただ唖然としてしまいました。
ゲームを上手く進めていくコツは「とにかく大体のものがウソだと思うこと」見た目怪しいブロックや罠は大体その横とかから攻撃されます。怪しいと思ったら、それを避けようとしてる自分の軌道上に罠があると思った方がいいです。
あと基本的に「ものに触れない」。このゲームでは進むのに絶対に必要なアイテム以外パワーアップやショートカットなど自機にプラスされることはほとんどありません。それっぽいのは確実に罠です。そういうのがありそうなものを見ても触れないのが一番。人間の欲を絶妙に突いてくるので、まず進むことだけを考えて行くのが賢明です。無欲で進むことこそが、どこかで我々を罠にはめてほくそ笑んでいる作者の鼻をあかすことに繋がります。
とまあ、色々いいましたが、かなり絶妙な作りのゲームです。アクション性を楽しむというより心理戦ですね。
これ系は知らない友達にやってもらってみんなで見てるのが一番楽しいのでパーティゲーム的に遊ぶのもオススメです。少し難易度が下がるかんたんモードもあります。
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