「LINE Pay」が一部の送金機能で本人確認を不要に。11月下旬より

　LINEが提供する決済サービス「LINE Pay」において、11月下旬から「送金」が誰でもできるようになります。

　今までは銀行口座の登録や身分証のアップロードなど本人確認の手続きをしないと出来ませんでしたが、一部の機能において手続き不要で個人間の送金が可能となります。

　詳細は以下。

　ポチ送金とは、LINEの友だちにLINE Pay残高を送る機能。これまでは本人確認をしないと送金を行うことができませんでしたが、リニューアル後は、本人確認をしなくても自分の残高から友だちの残高に送ることができます。送金はLINE Payのメイン画面もしくは、トークルームから利用可能。

　※ポチ送金は自分がブロックしている友だち、LINEに電話番号を登録していない友だちは不可。送金できる上限は1日合計10万円まで

　友だちに送金を依頼する機能。好きなメッセージカードを選んで依頼できるので、LINEメッセージを送るような感覚で、送金希望を伝えることができます。

　※送金依頼できる金額は1回10万円まで、一度に送金依頼できるのは最大200名まで。

　飲み代やプレゼント代などを割り勘する機能。ポチ送金機能を使って送金することで、本人確認していないユーザーであっても、割り勘の際、気軽に「LINE Pay」で送金することができます。

　現金送金とは、出金可能な残高を送金する方法で、本人確認済みの利用者間で利用可能。LINE Payメイン画面から送ることができ、トークルームからは利用不可。

　※現金送金はLINE Payを登録していない友だち、自分がブロックしている友だち、LINEに電話番頭を登録していない友だちは不可。送金できる上限は1日合計10万円まで

　内容を見る限り、本人確認不要で送金できるのは現金に出金できない「LINE Pay残高としてのみ使用できるもの」のようですね。

　AppleもApple Payで個人間送金を始めるという噂もあり、すでに国内で使える個人間送金・決済のアプリやサービスも複数でてきています。今後このジャンルもかなり注目を浴びそうです。

この記事を書いた人

関連記事