WWDC 2017にてSiriを搭載したホームスピーカー「HomePod」が発表されました。
7基のツイーター、6基のマイク、4インチのウーファーを搭載し、オーディオビームフォーミングにより指向性を持って音楽を届けることが可能。これらを使用するためにA8チップを搭載しています。
本体上部にはLEDを搭載し、タッチ操作にも対応。
音声アシスタントSiriも搭載しており、話しかけることで音楽の選曲などはもちろん、交通情報やニュース、天気といった情報を教えてくれ、タイマーなども利用が可能。HomeKit対応の家電などの操作も可能です。
価格は349ドルで12月発売予定ですが、最初はアメリカ、イギリス、オーストラリアのみ。
面白いのは、先駆けたAmazonやGoogleのデバイスとおそらく近い立ち位置のデバイスでありながら、AppleはAIデバイスではなくあくまでスピーカーであることを強調してきた点ですね。できることであればさして変わらないレベルまで持ってきているにもかかわらず、そういった示し方をするということは、Appleは現状まだホームAIデバイスとして、他社を含めユーザーを満足させるまで到達していないと考えている可能性があります。
そのため、まずはあくまでスピーカーとして出し、そこにホームAIとしての機能を徐々に追加、改良していき、一定のラインを超えた時点でAIアシスタントデバイスとして大々的に打ち出すのではないでしょうか。
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