iPhoneのプロトタイプOSはまんまiPodだった。画面内にクイックホイールを採用した当時の画像が発掘される

 Appleについての情報を多数リークしているSonny Dickson氏が開発中だった頃のiPhoneのプロトタイプOSの画像を公開しています。

 コードネームは「AcornOS」とされており、iPodをそのまま画面内に埋め込んだようなクイックホイールが特徴的なデザインになっています。

 見た目のとおり、クイックホイールでコンテキストメニューを選択し機能を使うという形だった模様。

 当時、iPhoneの開発において「iPodを拡張するか」「OS Xを縮小するか」の大きな2つの路線があったとのことで、これはその前者にあたるものだったようです。

 実際にその開発に関わったTony Fadell氏が今回の画像について「なぜこれを採用しなかったかわかりますか?」と発言しており、どうやら本物のようです。

SW version of iPod+Phone for UI team. You can see why we ditched it?
Apple’s click wheel iPhone https://t.co/622WOH9WfI @Verge @jjvincent

— Tony Fadell (@tfadell) 2017年1月6日

 確かにiPhoneがiPodの流れから生まれたことを考えると、このデザインが提唱されたのも選択肢の一つとしては納得できるのではないでしょうか。

参考:The iPod-based interface that lost out to iOS for the iPhone

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