予約が始まったApple純正の完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」は何ができるのか、今のうちに予習しておこう

 2016年12月13日(火)の夜、突如販売が開始された「AirPods」ですが、完全ケーブルレスのイヤホンという以外どういった特徴があるのか、一体何ができて、何ができなくて、競合製品と比べて何が凄いのか予習復習しておきましょう。

操作

 イヤホンなので音楽が聴けるというのは当たり前ですが、ケーブルが無いので一般的なイヤホンのケーブル中にある音量や再生ボタンがありません。また本体ユニットにも物理ボタンはありません。

 そのためAirPodsでは代わりにSiriを起動して音声で指示を出します。起動するためには本体横をダブルタップすればOK。

 Siriが起動したら「お気に入りのプレイリストを再生して」「音量を上げて」「自宅への道順は?」「次の曲にスキップして」「音楽を一時停止して」「AirPods の充電残量は?」など話かけることで操作ができます。

 電話についてはかかってきた時点でSiriが教えてくれるのでダブルタップで通話開始、再度ダブルタップで電話を切ることが出来ます。

 逆に言うと、音声以外で操作したい場合はiPhoneなど再生デバイスを使って操作しなければならないということでもあります。

接続

 iPhoneとの接続も特徴があります。基本的にはロックを解除したiPhoneの近くで専用ケースの蓋を開ければOK。

 設定用の画像がiPhoneに表示されるので「接続」を押せば完了です。

 一般的なBluetoothデバイスだと、接続機器の電源を入れてペアリング状態にしてから、iPhone側で設定アプリから項目を開いて該当デバイスをタップ、場合によってはパスコードなどを入れなければならないのでかなり手軽です。

 また同じiCloudアカウントで使っているiPadやMacといったApple製品を使っている場合、AirPodsの再生元機器を即座に切り替えができます。

 iPadなどiOS端末であれば画面下から出せるコントロールセンターのオーディオ制御の画面から出力先にAirPosを選べばOK、Macの場合もメニューバーにあるスピーカーボタンのクリックから出力装置を選択しAirPodsをクリックすればAirPodsの音声元を自由に切り替えられます。

充電

 AirPodsには本体がバッテリーを積んでいるだけでなく、専用のケースにもバッテリーが搭載されており、ケースに入れるだけで充電ができます。

 ケースはiPhoneと同様Lightningケーブルで充電が可能。AirPodsを入れていれば同時に充電できますし、ケース単体での充電も可能。

 AirPodsは一回の充電で最大5時間まで音楽を再生、通話であれば最大2時間までが可能。ケースでの充電を挟めば合計24時間以上の音楽再生、最長11時間の通話ができます。

 またケースに入れての充電では15分で最長3時間の音楽再生、通話であれば1時間も利用が可能となります。

 電池の残量もiPhoneのウィジェットで確認可能。AirPods本体だけでなくケースの残量も見られます。

機能の変更

 上述のダブルタップの機能に加え、片耳を外しただけで自動的に一時停止をする機能などがありますが、これらは設定アプリの「Bluetooth > AirPods」の項目で機能を変更することができます。

 ダブルタップはSiriではなく、再生/一時停止だけにしたり、オフにも可能。

 装着の検出もオフにすることができます。オンにしていれば装着せずに音を出した場合iPhoneから音がでることになりますが、オフにした場合は耳から外していても接続されている限りAirPodsから音が出続けることになります。

 AirPodsには両方のユニットにマイクも入っており、基本は片耳どちらかだけ外した場合でも使えるように自動での切り替えになっていますが、これもいずれか片耳に固定することができます。

 ざっとですが、以上がAirPodsでできることの概要です。だいたいこれで使い方のイメージが付くんではないでしょうか。

 大きな特徴としてはSiriでの音声操作と接続周りがApple製品と親和性が高いこととですかね。ココらへんはサード製のアクセサリでは出来ないことだと思います。

 ただ個人的にはやはりボリュームなど操作系統が基本的に音声というのが少しハードルが高いかな、と感じました。

 その場合iPhoneを取り出して操作となると無線の恩恵が少し減る気がするので、もしApple Watchを使っているのであれば、そちらから操作するのがおすすめです。

参考:AirPods を使う – Apple サポート

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イマ&ムラ

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