WWDC 2016直前ですが、AppleがApp Storeに関する大きな変更を発表しました。
変更は大きく分けて「検索広告」と「サブスクリプションの強化」の2点となります。
「検索広告」は簡単にいうと、App Storeの検索画面に広告を表示させるというもの。アプリをキーワード検索した際に結果画面の一番上には広告と分かるように明示した上でアプリが表示されるとのことです。
2つ目の「サブスクリプションの強化」では、今まで音楽やニュースといった一部のジャンルに限られていた月額課金モデルが全ジャンルのアプリでも使える様になります。
また、Appleと開発者の売上配分も変更されます。Apple:30 開発者:70の割合でしたが継続課金が2年目に達したユーザーからの売上はApple:15 開発者:85になります。
これらの変更について、一番影響が大きいのはやはりゲームアプリでしょう。上手く機能すれば開発者は今までより安定的に収入を得ることができるようになり、提供するサービスの向上も望めそうです。
良いか悪いかは別として過去日本においてiモードなどで多く採用された月額課金モデルでは、解約忘れや解除手続きの先延ばしといった理由などでの継続課金によってキャリアやプラットフォーマーに莫大な売上が発生していたのも確かです。
ただ、個人的にはどうしてもガラケー時代は月額課金のアプリ/サービスばかりで、iPhoneになってそこから変わったのに、また同じようになってしまって大丈夫だろうかという漠然とした不安もあります。
もちろん当時とはアプリのクオリティも端末性能も段違いに向上していますし、むしろしっかりと活用できればApple・開発者・ユーザー全てが利を得られることも十分考えられるので、そうあって欲しいと思います。
参考:Coming Soon to the App Store – News and Updates – Apple Developer
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