iPhoneのちょっと危険だった「Wi-Fiアシスト」機能、iOS 9.3ではデータ通信量が分かって使いやすくなる可能性が

 iOS 9で追加された「Wi-Fiアシスト」という機能。月7GB制限などモバイルデータ通信量に限りがある状態においては制限に達しやすくなるという危険を含んでいました。しかしMacRumorsによると、先日公開されたiOS 9.3のベータ版ではこの機能に改善が加えられているそうです。

 具体的にはWi-Fiアシストで使ったモバイルデータ通信の量が分かるというもの。

 この項目をチェックする手間は必要はありますが、使用量がわかれば適宜機能を止めて通信制限に達しないようにすることもできそうです。

 Wi-FiアシストはWi-Fi通信環境下にあっても、接続状況が悪いときに自動的にモバイル通信に切り替えてくれるというもので、通信を必要とするコンテンツの読み込み(ブラウザの遷移や、ゲームの通信など)をスムーズにしてくれる便利なもののはずでした。


※「Wi-Fiアシスト」機能は設定アプリの「モバイルデータ通信」の項目一番下に

 しかし、実際にはWi-Fiで安心に通信していたつもりが、モバイルデータ通信を使ってしまっていてキャリアの通信量制限に引っかかる、青天井の契約の場合に高額の請求がきてしまうといった事がありました。

 実際に、前回Wi-Fiアシスト機能の注意をミートアイで掲載したところ、危険視したり実際に機能をすぐにOFFにした、といったコメントが多く見られました。
データ通信量制限の敵!?便利だけど危険かもしれないiPhoneの新機能「Wi-Fiアシスト」に気をつけよう!

 通信量の制限さえなければ特に問題のない便利な機能なのですが、それも無理な話。今回の変更で実情に則した機能になるかもしれません。

参考:iOS 9.3 Displays Exact Wi-Fi Assist Data Usage Numbers – Mac Rumors

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イマ&ムラ

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