iOS 9から安定した通信を確保するための便利な機能が追加されているのですが、これが場合によっては牙をむくかもしれません。
その機能は「Wi-Fiアシスト」。この機能はWi-Fi環境下にあっても、接続状況が悪いときに自動的にモバイル通信に切り替えてくれるというもの。
家や会社のネットを無線LANルーターから飛ばしていても。元の回線自体の速度が落ちていたり、ルーターとの接続が不安定な時に自動でキャリア通信を使って快適にネットが使える便利機能です。
しかし便利な半面、危険も孕んでいます。それは”自動でモバイルデータ通信を使う”という点。
家や会社などで、モバイル通信に切り替わっているのに無線LANに繋がっていると思い込んで動画の視聴や大容量のアプリ追加データをダウンロードしてしまったら?キャリア通信には3日や月のデータ容量制限がある為、簡単にひっかかってしまうかもしれません。
そうすると、制限が解除されるまでiPhoneが外でまともに使えなくなってしまい、快適に通信するための機能が本末転倒な結果をもたらすことになります。
そんな事になるなら寧ろ、家で使っててちょっと通信が遅く感じた際に「ああ、無線の調子が悪いのか」となった方がアラートとして機能するので幾分かマシかもしれません。
家や会社のルーターや回線は優秀だから途切れることなんて無いぜ!というなら大丈夫かもしれませんが、回線状況に多少心配があるならオフにしておくなり、回線の見直しやルーターの買い替えを考えた方がいいかもしれません。
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