近年、アプリのセキュリティはどんどん脅かされています。安全と言われたApp Storeですらつい先日ウィルスが混入したアプリが見つかり、急遽Appleが削除に乗り出したということがありました。
今やAppleであれ、Googleであれ公式ストアでさえ完全に安全という時代ではないのです。
8月、AndroidにGoogle公式のストアであるGoogle Play以外のマーケットとなる「楽天アプリ市場」が登場しました。
Androidでは構造上、Google Play以外からでもアプリをインストールすることができます。以前はこういった野良アプリ・野良ストアは危険とみなされてきましたが、企業がしっかりとストアを整えて参入してきたことで少し様子が違ってきています。
楽天アプリ市場では配信するアプリに独自のセキュリティチェックを行ったうえで配信しています。
そもそも公式ストアにウィルスが紛れ込むのも、その巨大さが原因の一つとしてあります。世界中のアプリが正に無限に集まる以上、どうしても対応に遅れをとってしまいます。楽天の様に日本国内ユーザーへとある程度限定してアプリを配信すればそのリスクはかなり軽減できます。
ユーザーとしては自分が利用する範囲内でアプリを選ぶだけなので、世界中のアプリが必ずしも必要ではなく、大半の人が国内のアプリで事足りるはずです。
もちろん、配信タイトルの充実が大前提となりますし、楽天アプリ市場ではまだそこに関しては弱い部分があるのも否めません。
ただし今後、アプリ開発会社が公式ストアと同時にこういったストアに配信をかけるようにすれば、セキュリティ的に今より安心してアプリをダウンロードできる環境が整う可能性があります。
実際に楽天アプリ市場での先行配信といった試みも行われているようです。
また、こういったストアでは独自の特典を付けることも可能です。
特典に関してはAppleなどは厳しく取り締まっており、アプリ配布の公平性という意味では賛否両論ありますが、ユーザーサイドだけで見れば一時的な利点があるというのも確かです。
楽天アプリ市場ではアプリ内でのアイテムなどの特典がある場合もありますが、それ以外に楽天らしく楽天ポイントでの還元があります。
例えばアプリを果物とするならば、それを売るお店はスーパーでもコンビニでも構わないわけです。さらに安心の基準は色々あります、生産者なのか、売るお店なのか。まさにこういったストアはそのお店が平行して並んでいるというただそれだけの状態です。
まだiPhoneでは実現は難しいですが、巨大なお店が一つしかなく一元管理されているiPhoneの状態の方が今後不健全になるかもしれません。
ちなみに楽天以外に日本ではAmazonが早くからAndroidアプリの独自マーケットを展開しており、こちらは更にアプリも充実しています。
公式ストアと独自ストア、どちらが優れていてどちらかが完璧という話ではありませんが、安心してアプリを使っていくには選択肢が広がることはアリなのではないでしょうか。
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