先日、メーカーさんに面白い話を伺いました。私たち日本人と瞳の色の違う外国の方だと、同じゲームでも画面の明るさの見え方が違うそうです。
原因は瞳(虹彩)の色。簡単にいうとこの瞳の色が濃ければ光を取り込む量が少なく、薄ければ光を取り込む量が多くなるとのこと。つまり瞳の色が薄く光の量の取り込みが多い方は同じ光でも色が濃い人より眩しく感じるし、暗闇では逆に少量の光でも見えやすいということになります。
※出典:瞳孔と虹彩の違い
色の濃さでいえば黒がMAXなので、濃い茶色から黒あたりに属する日本人はどの瞳の色の方より光を取り込みづらい、つまり画面が暗く見えやすいんです。
そこで、面白いのがゲームの画面の暗さ。
日本製のファンタジー系やホラー系のゲームで私達がダークな雰囲気を感じる暗めの画面でも、海外の方からするとまだまだ明るいそうです。
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ただ、あまりそちらに合わせて暗くし過ぎると今度は日本人には色が潰れて見えなくなってしまいます。世界中でアプリをリリースする際にこの調整が結構大変らしいです。なにせテストをするにしても自分の目は変えられませんからね。
”そう見える人”に意見を聞きながら進めないといけないので、意識のすり合わせが難しいそうです。
同じゲームを遊んでいるようで見え方が違うんですね。日本ではダークファンタジーやホラーといったゲームも海外では(パッと見)全然違うじゃん、なんて思われてるかもしれませんね。
参考:人の「見える」 | 「見える」雑学 | 知る・楽しむ | SEED
追記
虹彩の色と明るさの見え方に違いはない、という研究結果もあるそうです。
この「青い目は暗い所で感度が高い」って話、一見合理的に説明がつくから、飲み屋とかSNSでオッサンが語ってるの見るし、リプやリツーイトも皆肯定的な反応してるけど。
「デマ」です。
目の色と暗所視能力に関連はありません。
例えば2016年の調査はこれ。https://t.co/JygNcgFool https://t.co/MG2Lb43iK2
ただし、この研究結果がすべてというわけでもなく、また実際に日本と海外の方では見え方の明るさが違うといったことは、今回の記事のように現場でも、実際の生活の範囲でも過去から多く見受けられており、もし虹彩が原因でないとしても何かしらの要因がるとは思われます。
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