イギリスにて、iPhoneのAirDrop機能を使って強制的にわいせつ画像を送りつける事件発生！設定の見直しをしよう！

　イギリスにて、女性が利用中のiPhoneに突然わいせつ画像が強制的に送りつけられるという事件が発生しました。

　これはiPhoneのデータ送受信機能「AirDrop」を悪用したもの。AirDropでは写真を受け取る際、画像の保存を許可する・しないに関わらずプレビュー画像が表示されるためそれを利用しています。

　犯行手口としては、自分のiPhoneに保存してあるわいせつ画像を選択し、共有メニューからAirDrop機能を選択、すると周辺にある受信を許可しているiPhoneが表示されるので、それを選択するだけ。

　女性は送られてきた画像の受信は拒否したものの、すでにプレビューでわいせつ画像は表示されてしまっているので、犯人としては目的は遂げられています。

AirDropの設定を見直して防ごう！

　この事件、犯人側があまりに簡単に実行できてしまっていますが、防ぐ方法も簡単にあります。

　iPhoneのホーム画面で画面下から上にスワイプしコントロールセンターを呼び出すと、AirDropの項目があります。これをタップして、「オフ」か「連絡先のみ」を選ぶだけ。

　「オフ」なら完全にAirDrop機能が使えなくなり、「連絡先のみ」であれば連絡先に登録してある相手からしか自分のiPhoneが見えなくなります。「すべての人」にしていると同様の被害にあってしまう可能性があります。

　本来AirDropは非常に簡単にデータのやりとりが出来る優れた機能ですが、画像のプレビューに関しては一考の余地がありそうです（とはいってもプレビューがなければ保存すべきかの判断がつかないので難しいところではありますが）。

　自分の使い方にあった設定にして、不快な思いをしないように気をつけましょう。

参考：BBC News

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