MMD研究所が「2015年上半期スマートフォンアプリコンテンツに関する調査」を実施、データを公開しています。
なかでも面白かったのがiOSとAndroidのプリインストールアプリ(最初から入っているアプリ)の利用状況について。
何故か「メッセージ」でiOSでは72.4%、Androidでは36.2%となり、続いて「ミュージック」がiOSでは57.9%、Androidでは34.0%と、他はさして差がないのにこの2アプリにおいてiOSの利用状況がAndroidの約2倍という結果になっています。
じゃあこれはiOSの利用者がメッセージを頻繁にやりとりしているとか、音楽をよく聞いている、かというと一概にそうとも言えません。
iOSではこれらのアプリは一つずつしかありませんが、AndroidではOS標準のものに加えてメーカーやキャリアが同等のアプリをデフォルトで入れているため、ユーザーが分散もしくは混乱し利用頻度が下がっているのではと予想できます。
実際にキャリアから販売されているAndroid端末の「メッセージ」と「ミュージック」に当たるアプリを見てみると複数あります。
さらにこれらの位置もiPhoneの様に一律にホーム画面にならんでいるのではなく、最初からホームにショートカットが置いてあるもの、アプリ一覧の奥にしかないものなど、メーカー・端末・キャリアによっても状況が異なります。
一昔前はiPhoneとAndroid端末では性能や操作性、安定性に差がありましたが最近ではもうそういった差はほぼ無いと言って過言ではありません。ただこういったデータを見るとまだiOSにはシンプル故の使いやすさといったアドバンテージがあるように感じますね。
また、今回公開されたデータではSNSの年代別利用状況や、「Instagram」の大きな躍進など興味深い情報も掲載されています。
参考:2015年上半期スマートフォンアプリコンテンツに関する調査
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