本日、ソフトバンクは米スプリントに対する戦略的買収を完了させました。これにより、携帯事業での売り上げでチャイナ・モバイル、米ベライゾン・ワイヤレスに次ぐ世界第3位のキャリアが誕生しました!
「世界一を目指す」ソフトバンク社長・孫氏の目指す世界の頂に、その第一歩をかけることになった米スプリントの買収。
その道のりは決して平坦ではなく、米ディッシュ社の横やりTOB(株式公開買い付け)など様々な圧力にぶつかりながらも、ようやく米スプリントとの合意に達した形となります。
本取引により、ソフトバンクは米国持株会社を通じてスプリントの株式の約78%を保有することになり、子会社化が決定。関連会社のクリアワイヤ・コーポレーションも完全子会社化しました。
さて、ではソフトバンクが海外に足がかりを作ることで、我々にどのような恩恵があるのでしょうか?
真っ先に思いつくのは、「海外旅行先での電波供給」がされやすくなるだろうということ。
他にも、スプリントの持つサービスプランを国内に反映させるなどのフィードバックがあるかもしれません。
しかしながら、一番大きいのは「世界3位のキャリアとなることで、Appleに対する発言権の強さ」が増す事でしょうか。
これまでもソフトバンクとAppleとはじっこんの仲ではあったものの、やはり「日本国内」と「世界規模」のビジネスフィールドでは、その影響力も段違いです。
ソフトバンクユーザーがiPhoneを快適に利用できるよう、通信事業者の立場からAppleにどんどんアプローチしていける頼もしい存在になったといえるのではないでしょうか。
いずれにせよ、この戦略的買収により国内外で「良い化学反応」が起こることに期待したいものです。
⇒ ソフトバンク:公式サイト
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