iPhoneやMacはApple、WindowsはMicrosoft。当たり前のように住み分けや使い分けがされてきたPCからスマートフォンへと続くIT業界ですが、もうそんな区切りは無い時代なのかもしれません。
12月2日、MicrosoftがiOS/Android向けにmsn(The Microsoft Network)アプリを複数リリースすると発表しました。
発表されたアプリは「ニュース」「ヘルスケア」「スポーツ」「フード&レシピ」「マネー」「天気」の6種類。
ニュースはPCブラウザでのニュースサイトmsnニュース同様、Microsoftが選定したWebニュースの越らが可能で、キーワードを登録し自分の読みたいニュースを収集する「マイニュース機能」なども備えます。
ヘルスケアではiOS、Android、Windows 8 アプリ、Webなどデバイス間のデータ同期も可能。歩数計や運動記録、エクササイズツールなどもあるようです。
もちろんこれらのアプリはWindows及びWindows Phone向けには提供済み。自プラットフォーム上で展開していたサービスを他プラットフォームに展開することでデバイスやOSに括らずサービスを展開しようとするMSの意気込みが感じられます。
さらにこれらのアプリ以外にもMicrosoftの検索、「bing」アプリもiOSへ提供する予定(Androidはリリース済み)
日本ではYahoo!、Googleが圧倒的なシェアを誇っている検索ですが、実際に米国ではBingがYahoo!を抜いており急成長を見せています。
かつてはWindowsとOfficeによりPCではハード・ソフト共に圧倒的な力を見せたMicrosoftですが、近年デバイスの多様化、Webサービスの広がりにより以前ほど絶対的な存在ではなくなりました。
しかしそこはやはり一時代を築いたMicrosoft、先日リリースしたiOS向けOfficeを始めクラウドストレージでもOneDriveの成長も著しく技術力や底力を感じます。
OSやデバイスの壁を本気で乗り越えてきたMicrosoftが今後どんな動きを見せるのか注目です。
参考:msn
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