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スマホ中古市場の活性化に伴い、業界団体が品質基準についてのガイドラインを作成
2019/03/11 07:50
今後、市場の拡大が見込まれるスマートフォンの中古市場、市場の拡大に向けて業界団体が消費者の信頼を高めるべく、中古スマホの品質の基準などについてガイドラインを作成したとのことです。
中古スマホの品質は売買業者によって基準が違うため、消費者にとって目安になる基準づくりが課題の一つとなっていたため、それらを統一すべく行われた形となります。
基準ではわずかな汚れがある場合はAランク、細かい傷がある場合はBランクなど5段階で格付けするほか、機能面でも、カメラの状態など13項目の検査を行って消費者に表示するとしています。
さらに、消費者がスマホを売る際に、個人情報の流出を懸念する声も多いため、買い取り業者がデータを消去する方法も細かく定め、完全に消去できない場合は、一部の部品だけ取り扱うようにするとのこと。
業界団体は、このガイドラインをことし10月から本格導入予定。
昨年ごろから総務省により、携帯料金の価格引き下げが大手キャリアに指導されており、それに合わせて端末お価格と通信料金をあわせて割引などを適用させる手法にも指導が入っており、分離化が求められています。
この分離化により今までのような複数年契約を条件として端末の代金を割り引くといった販売方法ができなくなる可能性があり、それに伴い中古スマホ市場が活性化するのではないかと見られています。
総務省の指示は影響があるということは予測が付きますが、それだけでなく、近年スマホの端末価格自体が上昇しているため、自然と中古市場への注目は増え続けています。
この段階でしっかりとした業界基準ができれば、確かに今まで活用していなかった人たちが簡単に中古でスマホを購入して利用できるようになる可能性は高いと思われます。
