画面に表示される魔法陣と同じ形になぞるだけ、成功すれば攻撃し失敗すれば敵からの攻撃というシンプルなゲーム。

　ただし、敵の攻撃は一撃食らったらこっちは即死！向こうはザコ敵でも何回か当てないと倒せないのに！魔法陣の描画を失敗したらほぼほぼアウトという絶妙なシビアさが緊張感を生んでいます

　画面上部に描く魔法陣が表示されるので、画面下の描画領域でそれと同じ形をなぞるだけ。

　成功すればこちらの魔法攻撃が当たり、敵にダメージ。これを繰り返して倒していくだけです。

　描画は失敗してもかまわないのですが、画面中央のゲージに示された時間制限があります。これが無くなってしまうと、敵の攻撃となってしまい、一撃食らうと即死です。そしてその時間制限がかなりシビア。

　時間制限ゲージは魔法陣を一回描画するだけでだいたい半分くらい減ります。急いでも半分ちょい残る位。なので失敗してもやり直せるのは1回が限度。

　しかも2回目は時間のプレッシャーも上がるのでミスも増えやすくなります。この一回失敗したらほぼほぼ絶望的、頑張っても辛い、というレベル感ががめちゃくちゃ緊張感を生んでくれます。

　必殺技もあり、攻撃を繰り返してキャラクター上部にあるゲージが溜まると必殺技モードに入ります。この時は画面上部にある見本を見るのではなく、描く場所のポイントが光るのでをこを結ぶだけ、時間の限り連射することができます。

　この必殺技のよく出来ているのが、プレイヤーの視点が変わるというところ。通常は画面上部の見本を見ながら画面をなぞりますが、必殺技になった瞬間画面下に視点を移動し、終わったら戻すという流れが発生します。

　この視線の移動の間も制限時間は減り続けるのでスムーズに頭を切り替える必要があり、単に強い攻撃を出せるというだけでなくプレイヤースキルに応じて差がでるようになっています。

　数体敵を倒すとボス戦に突入。ボス戦ではランダムで敵の攻撃が挟まれ、魔法陣中央に出現するボタンを連打することで防げます。

　ボスを倒すと次のステージにいけます。最初のステージでは魔法陣のポイントは4つですが、次は5つつ難易度が上昇していきます。

　敵を倒すことで手に入るコインを使ってキャラクターや杖を購入することができます。キャラに応じて攻撃が強かったり、必殺技ゲージがたまりやすかったりと違いがあるので自分にあったキャラを使ってみましょう。

　魔法陣を見て同じ形をなぞるだけ、というシンプルなシステムのなかに絶妙なバランスの難易度設定でゲーム性がしっかり出ています。ついつい何度もやり直してしまうタイプのゲームですね。